【 耳閉感・耳の痛みを伴う耳鳴り 】  22歳会社員 過度の疲労・睡眠不足から内臓疲労にまで至った状態が1ヵ月半10回の治療で改善した事例

症例報告

Top Member 植田 康司

 

 

「耳鳴りは治らない」と言われた経験はありませんか?

「服薬の継続」「生活習慣や環境の改善」が出来ずとも、改善する事が出来ます。

 

 

最後まで読み進めて頂ければ、その理由が簡単にわかりますよ。

継続する耳鳴りと睡眠不足に、心身疲労が増加

「患者」

22歳 男性

「症状」

耳鳴り(生活習慣性)

「来院日」

2019年4月上旬

「来院経緯」

患者は来院1ヵ月前仕事中、耳鳴りに気付く。

また、耳閉感を伴い、それと同時に痛みが現れる。

 

 

特に、左耳に症状が強く、「キーン」とした音と共に

低音が聞こえにくい状態であった。

 

 

その為、患者は自宅近くの耳鼻咽喉科を受診。

 

 

検査の結果、「耳鳴り」とだけ伝えられ、耳鳴りの薬を処方された。

患者は以降、服用を続け、症状の改善に努めた。

 

 

それから3週間。

服用のかいもあり、耳鳴りは発症当時を「10」とすると「5」にまで改善をみせる。

 

 

しかし、

常に付きまとう耳鳴りと、仕事の忙しさから、

普段から実感していた睡眠不足が加速、心身共に疲労が増す。

 

 

そして、それから1週間、症状は小康状態となる。

幸いにも悪化する事は無かったが、継続する症状に不安がより一層増した事で、

服薬以外の治療法はないか。とインターネットで検索。

 

 

自宅から程近い、

当院のホームページにたどり着き、「患者さんの声」や「Googleの口コミ」に目を通し、

自分の症状も改善するのではないか?と来院を決意。

頭蓋骨調整と内臓調整を繰り返し、1ヵ月半10回の治療で改善

4月1日 1診目

症状は、両耳に現れており、

特に、左耳の「耳閉感」と「低音の聞こえにくさ」が主である。

 

 

また初診時、発症当時の痛みは無い。

 

 

耳鳴りの程度は、現在「5」

症状は改善しているものの、「仕事の疲労感」「継続している不眠」の為、

小康状態が継続している。

 

 

その為、

「実際以上に、症状を強く感じている」事と、

睡眠は、1~2時間起きに目が覚めてしまう日と、寝付くまでに数時間かかり、気づけば夜中2時や3時。日によれば、寝れない事もある。との事。

 

 

その他状態を確認。

前頚部、後頭部~肩部、下腹部の過緊張に

内臓疲労の反応が診られた。

また、眩暈・ふらつき・吐き気・立っていられない等の症状は診られない。

 

 

以上の事から、基礎疾患に付随する「耳鳴り」ではなく、

生活習慣性の「耳鳴り」と判断。

 

 

患者からは、

「音楽を楽しみながら、旅行を楽しみたい」と要望。

 

 

患者の状態から、1ヵ月~2ヶ月もあれば改善は十分可能である。

その為、患者には4週間は週2回での来院を指示し、同意を得る。

 

 

治療:

 

曲地・合谷に接触鍼、太谿に置鍼し、身体全体のエネルギー調整

頭蓋骨調整、内臓調整、後頭部~肩部循環調整、腹部調整

4月2日 2診目

患者から

「症状に大きな変化はないが、昨日はしっかり寝れました」と報告。

 

 

状態を確認。

 

前頚部、下腹部、後頭部~肩部にかけての緊張感、内臓反応は継続しているが、

脈状での循環改善は診られる。

 

 

患者には、

その旨伝え、同様に治療継続。

 

 

治療:

 

曲地・合谷に接触鍼、太谿に置鍼し、身体全体のエネルギー調整

頭蓋骨調整、内臓調整、後頭部~肩部循環調整、腹部調整

4月8日 3診目

患者から

「まだ耳鳴りに大きな変化はないが、睡眠の質が上がっている」と報告。

 

 

状態を確認。

 

改善は診られるが、

以前、前頚部、下腹部、後頭部~肩部にかけての緊張感、内臓反応は継続。

 

 

治療:

 

曲地・合谷に接触鍼、太谿に置鍼し、身体全体のエネルギー調整

頭蓋骨調整、内臓調整、後頭部~肩部循環調整、腹部調整

4月15日 5診目

患者から

「前回後、耳鳴りが楽になってきました」

「継続して、睡眠もしっかりとれています」と報告。

 

 

状態を確認。

 

 

患者から報告があった様に、

前頚部、下腹部、後頭部~肩部にかけての緊張感、内臓反応は改善傾向にある。

 

 

睡眠も継続してとれている為、治療経過は順調である。

 

 

治療:

 

曲地・合谷に接触鍼、太谿に置鍼し、身体全体のエネルギー調整

頭蓋骨調整、内臓調整、後頭部~肩部循環調整、前頚部循環調整、腹部調整

4月30日 8診目

患者から

「耳鳴りはあまり気にならなくなってきました」と報告。

 

 

状態を確認。

 

前頚部、下腹部、後頭部~肩部にかけての緊張感、内臓反応は順調に改善。

また、脈状の状態も良い。

 

 

治療:

 

曲地・合谷に接触鍼、太谿に置鍼し、身体全体のエネルギー調整

頭蓋骨調整、内臓調整、後頭部~肩部循環調整、前頚部循環調整、腹部調整

5月13日 10診目

患者から

「耳鳴りもなくなり、スッキリしています」と報告。

 

 

状態を確認。

 

前頚部、下腹部、後頭部~肩部にかけての緊張感、内臓反応は概ね改善。

また、脈状の状態も引き続き良い。

 

 

治療:

 

曲地・合谷に接触鍼、太谿に置鍼し、身体全体のエネルギー調整

頭蓋骨調整、内臓調整、前頚部循環調整、腹部調整

 

 

治療後、ここまで初診から1ヵ月。

集中的に治療した結果、状態は非常に良い。

 

 

その為、集中治療は一旦終了とし、

状況をみながら、週1回、2週に1回と治療間隔を空けながらの継続治療に移行する旨伝え、同意を得る。

ぼんやりと聞こえにくい耳の調子がスッキリして良く聞こえるようになりました

Q1.どんな症状でお困りでしたか?

またお困りの症状を治すために、今までどのような治療を受けてこられましたか?

耳鳴り

 

Q2.鍼灸治療など、当院へ来院にあたって心配はなかったですか?

また心配はどうやって解消しましたか?

初めての鍼は心配でしたが、気持ち良かったです。

 

Q3.当院の施術を受けたときの印象・感想などを教えてください。

全てが初めてで新しい体験でした。

 

Q4.症状が改善した現在の想いをメッセージ下さい。担当が最高に喜びます!

ぼんやりと聞こえにくい耳の調子が良くなってスッキリしています!

 

お名前:T・Yさん ご年齢:22歳 ご住所:奈良県 ご職業:会社員

※お客様の感想であり、効果効能を保障するものではありません。

「耳鳴り」になる原因

T・Yさん

耳鳴りも改善し、睡眠もしっかりとれる様になって良かったですね!

 

 

これからは、

症状を気にする事無く、音楽やバイク旅を楽しんで下さい!

 

 

では、「耳鳴り」について述べていきます。

 

 

「耳鳴り」とは、

文字通り、「耳の中で音が聞こえる事」を指します。

 

 

音には様々な種類があり、

「金属音」「セミの鳴く音」「鐘の低い音」など様々に例えられます。

 

 

「耳鳴りは脳疾患や耳疾患の前触れとして現れる」といわれる事もありますが、

現在の医学では、「耳鳴り」の原因ははっきりと解明されていません。

 

 

そんな「耳鳴り」の一般的な原因は

「加齢」「ストレス」「音響性外傷」「脳や耳の疾患」等様々です。

 

 

特に上記の中でも

「音響性外傷」とは、急激な爆音や大きな音を長期間繰り返し聴き続ける事で起こるもので、耳閉感や耳の痛みを伴うとされています。

 

 

ちなみに、

街中でイヤホンを使用して音楽を聴いている方々を日頃、目にすると思いますが、

イヤホンを使用しながらの爆音は注意が必要です。

 

 

心当たりのある方は、今後控えていきましょうね。

 

 

話が逸れましたが、

この「耳」は、外耳・中耳・内耳と3つの部位に分けられます。

そして、

外耳→中耳→内耳と刺激が伝わり、初めて脳内で「音」として認識します。

 

 

「耳鳴り」はこのいずれかの部位に

障害が生じた結果、起こると考えられます。

 

 

T・Yさんの場合、「耳の痛み」や「耳閉感」はあるものの、

仕事やプライベートを含め、長期間大きな音に曝されている事もなく、

脳や耳の疾患を患っていた訳でもありませんでした。

 

 

ですが、「睡眠不足」と「過労」により、

CSF(脳脊髄液)の循環に滞りが発生し、「耳鳴り」を発症したと推察され、継続する「耳の痛み」と「耳鳴り」から「睡眠不足」に拍車がかかり、「治す力」が機能しなかった為に改善しなかったと考えられます。

 

 

また、「睡眠不足」による

前頚部、後頭部~肩部、下腹部の過緊張を引き起こしていたとも考えられます。

 

 

初診時、診られた「内臓疲労」の反応も、この一連の身体の変化から

身体を守ろうとした「自己防衛」の結果だとおもわれます。

 

 

以上が、「耳鳴り」になる原因です。

お解り頂けたでしょうか?

「耳鳴りの治療法」

これまでの記述でT・Yさんの「耳鳴り」は

「度重なる疲労」と「睡眠不足」から「治す力」が機能せず、

身体各所の過緊張を起こし、それに抗い「内臓疲労」が現れた、一連の結果であるとお伝えしました。

 

 

そして、この状態を打破し「耳鳴り」を改善する為には、

 

 

「CSF(脳脊髄液)の循環改善」

「過緊張の除去」

「内臓機能の回復」

 

の改善が必要であると判断しました。

 

 

その為、

「全身の循環」「CSF(脳脊髄液)循環改善を目的にした頭蓋骨調整」

「内臓調整」「過緊張除去を目的とした腹膜・筋膜調整」等を繰り返し丁寧に行いました。

 

 

その結果、

「治癒力」「回復力」「維持力」等の「自然免疫力」を

本来の状態にまで改善する事ができ、睡眠も儘ならなかった「耳鳴り」が1ヵ月半10回の治療で改善する事ができました。

 

 

また、T・Yさんは

幸いにも発症から治療にかかる期間が短く、服薬で症状の緩和も診られたため、

早期の改善に寄与したと考えられます。

 

 

ただ、

全ての患者さんが、同様に改善していく訳ではなく、個人差がある。と

いう事はご理解ください。

 

 

ですが、

「やりたいこともできない」「このまま改善しないのか?」

そんな不安や歯がゆさを抱えている方は、”希望”を持って、当院にご連絡ください。

 

 

T・Yさんの様に

助けてあげる事ができると思いますよ。

 

 

感謝

鍼灸王国