【顎関節症】学生時代からの30年来の顎の症状が完治した症例報告

症例報告

Top Member多井一貴

 

この記事は、難治性と言われる『顎関節症』が完治に至るまでの過程を記しています。

あごの痛みと異音で不快な思いをされてお困りの方は是非ご覧ください。

 

顎関節症が起こる原因はなにか?

根本治療とはどういうことなのか?

顎関節症が治っていく過程も詳しく記しているので、

患者さんの感想と合わせてご覧ください。

以前からあった顎関節症が悪化し、顎の外れそうな感じからの痛みと顎がゆがむような感じが出てきた経緯

「患者」

50代・女性・自営業・奈良県奈良市在住

「症状」

顎関節症

「来院日」

H30年7月

「来院経緯」

患者は学生時代から口を開ける際に顎がゆがむような、

外れそうな感覚を覚える。

 

特にここ3ヵ月ほどは仕事が終わったあと、

顎が疲れている感覚があり、

あくびや大きなものも食べようとして大きく口を開けると、

真っすぐに口を開けられず、

顎が外れるような感覚で、

元に戻そうとすると痛みがある。

 

痛みは両側にあるが特に左の痛みが強い。

 

無理に戻そうとすると痛みと怖さがあるため、

ゆっくりと顎を動かすように戻すことが癖になっていた。

 

さらに開ける際には、

「ガコッ」とした音が鳴っている。

 

もともと学生時代から顎に不安感を持っていたが、

特に治療などはせずに過ごしてきた。

 

患者は今回の顎の症状が出た際に、

歯科での治療では良くならない気がしてため、

別の治療方法が無いかを探すことにした。

 

Webで顎関節症を治す方法を探しているときに当院のHPにたどり着き、

多数の患者さんの声を読み、

治っている人が多いことから来院を決意。

あごの痛みが9診でなくなり、顎の外れそうな感じも17診で消失

1診目

患者は口を開ける際に両側の痛みを訴えている。

 

痛みは右よりも左の方が強く、

大きく開けようとすると顎が左右に揺れる感じがあり、

顎が外れそうな感じもある。

 

さらに開口時に音が常にあり、

その音は「ガコッ」っとした音である。

 

痛みが出るため大きく口を開けることに怖さがあるため、

普段は最低限に開けるようにしている。

 

開口時の状態を確認。

指を縦に2本開けたところで痛みが出る。

それ以上は痛みと外れそうな感覚で、

開けることは出来るが怖いとのこと。

 

大きく口を開けられないことから、

常に不安感を持ちながら生活をしているため、

何も気にせずに口を開けられるようになりたいというのが、

患者の要望である。

 

これまでの経験から、

その状態まで開けられるようになるのは可能であり、

必ず良くなる旨を伝える。

 

患者は口を最大限に開けようとした際に一番痛みを強く訴えることから、この時の痛みをペインスケール「10」と設定し、治療開始。

 

 

治療:

合谷・曲池に接触鍼、太谿に置鍼することにより身体全体の気の流れを調整。

頸椎調整、側頭筋・咬筋ML。

 

治療後、

ペインスケール「10」→「7」

2診目

回から3日後の来院。

 

ペインスケール「7」のまま維持。

 

開口時の痛みを取るための施術を行う。

 

治療:

合谷・曲池に接触鍼、太谿に置鍼することにより身体全体の気の流れを調整。

頸椎調整、側頭筋・咬筋ML。

 

ペインスケール「7」→「6」

4診目

前回から3日後の来院。

ペインスケール「5」

 

開口時の痛みを取るための施術を行う。

 

治療:

合谷・曲池に接触鍼、太谿に置鍼することにより身体全体の気の流れを調整。

頸椎調整、側頭筋・咬筋ML。

 

治療後、

ペインスケール「5」→「4」

 

ペインスケールの数字からわかるように痛みが半分以下になる。

5診目

前回から3日後の来院。

初診時より1ヵ月が経過。

 

開口時の痛みを取るための施術を行う。

 

治療:

合谷・曲池に接触鍼、太谿に置鍼することにより身体全体の気の流れを調整。

頸椎調整、側頭筋・咬筋ML。

6診目

前回から3日後の来院。

 

ペインスケール「6」→「3」

痛みが減少。

 

開口時の痛みを取るための施術を行う。

 

治療:

合谷・曲池に接触鍼、太谿に置鍼することにより身体全体の気の流れを調整。

頸椎調整、側頭筋・咬筋ML。

 

治療後、

ペインスケール「3」→「1」

8診目

前回から5日後の来院。

 

ペインスケール「1」のまま維持。

 

治療:

合谷・曲池に接触鍼、太谿に置鍼することにより身体全体の気の流れを調整。

頸椎調整、頭蓋骨調整。

 

9診目

前回から5日後の来院。

 

ペインスケール「0」

痛みが完全消失。

開口障害は指2本開く状態を維持。

 

 

治療:

合谷・曲池に接触鍼、太谿に置鍼することにより身体全体の気の流れを調整。

頸椎調整、頭蓋骨調整。

16診目

前回から7日後の来院。

初診時から3ヵ月が経過。

 

患者から

「痛みもなく、何も気にせずに生活出来るようになっている。」

と報告。

 

 

これより先は1ヵ月に2回の治療で様子を見て、

良い状態をキープしていく治療に切り替える。

その後3ヵ月様子を見て、

顎関節の症状が出ることは無くなったところで、

顎関節症の治療は終了とした。

顎関節症と五十肩で辛い状態でしたが自由な日常生活を取り戻すことが出来ました

Q1.どんな症状でお困りでしたか?

またお困りの症状を治すために、今までどのような治療を受けてこられましたか?

五十肩 カイロに2ヵ月ほどみっちり通いました。

顎関節症 放置していた。

 

Q2.鍼灸治療など、当院へ来院にあたって心配はなかったですか?

また心配はどうやって解消しましたか?

ホームページで、皆さんの「喜びの声」を診て、私もぜひ受けてみたいと思いました。

 

Q3.当院の施術を受けたときの印象・感想などを教えてください。

丁寧に流れや治療方法などを説明して下さったので、不安はなかったです。

その時その時で、状況や対応の説明が細やかで安心して通えました。

 

Q4.症状が改善した現在の想いをメッセージ下さい。担当が最高に喜びます!

肩が痛くて、どこを向いても寝れなくてとても辛い状態でしたが、すっかり自由な日常を取り戻すことができました。感謝でいっぱいです。

本当に本当にありがとうございました。

お名前:K・Nさん ご年齢:50代 ご住所:奈良県奈良市 ご職業:自営

※お客様の感想であり、効果効能を保障するものではありません。

顎関節症の原因・治療方法

今回の患者さんであるK・Nさんは以前から持っていた顎関節症から口を大きく開ける際の外れそうな感じから痛みがあり、

元に戻らないため最低限しか開けられなくなっていた方でした。

 

これまで顎関節症の症状が出ていることは自身でも自覚していたが、

長年放置していたことで、

悪化してしまい辛い状態で来院されました。

 

明らかな顎関節症の三大徴候が顕著に見られることから

「顎関節症」であると判断し、

施術に当たりました。

 

さて今回の顎関節症のケースでは、

大きく口を開けた際の痛みがわずか9回の施術で痛みがなくなり、

17回で開口時の音と顎のゆがむ感じも鳴らなくなりました。

 

なぜそんなことが可能となるのでしょうか?

 

まず顎関節がどういったものなのかを説明します。

 

第1に、

左右の顎関節が一対となり下顎骨を支えています。

下顎骨は一塊であることから、

左右の顎関節は協働運動を行い、

1つの顎関節が運動すると必ず他方の顎関節も何らかの運動を行うことになります。

第2に、

顎関節は他の関節と同じように回転運動を行うことができると同時に滑走運動も行うことが出来ます。

この滑走運動は、

他の関節にはみられない特徴であり、

下顎の複雑な運動を可能にしています。

第3に、

顎関節は上下顎の歯の接触により、

その運動をコントロールされています。

 

以上の特徴から、

顎関節に支えられている下顎は、

複雑で特徴的な運動を行うことができます。

また上下の歯の接触により影響を受けることから、

その接触に異常が生じると、顎関節は不適切な刺激を受けることで何らかの障害を受けることが出てきます。

 

それでは次に顎関節症というものが、

どういったものなのかを説明していきます。

 

下の図を見てください。

これが顎関節症における3大徴候と呼ばれるものになります。

 

その他にも、

噛み合わせに違和感があることや、

顎関節の構造異常によって上下の歯列に隙間が生じ、

完全に口が閉まらなくなるといった状態になる事もあります。

 

今回のK・Nさんのケースでは、

顎関節痛と開口障害と開口時雑音のすべてがみられるという状態でした。

 

それでは次に、

顎関節症の症状の原因は何か?

細かく分類した下の表をご覧ください。

 

 

こういった状態に分類できるのですが、

複数の状態にまたがって起こることもあります。

 

今回のK・Nさんのケースでは、

顎関節痛障害と顎関節円板障害、さらに咀嚼筋障害が出ているという状態でした。

 

顎関節症が起こる要因としては下の表をご覧ください。

 

 

こういった要素が考えられます。

 

次に一般的な歯科や口腔外科ではどういった治療をするでしょうか?

顎関節症の方は以下の手順を踏んでから来られることがほとんどです。

 

ほとんどの顎関節症の方がまず歯科か口腔外科で受診をして、多くの場合マウスピースを作成して様子を見るという治療を受けます。

 

K・Nさんの場合は、

これまでに治療らしい治療を全くしてこなかったため、

使い方の癖はあったものの、

無理矢理付けた癖はありませんでした。

 

一般的な整体や鍼灸院での顎関節症の治療というと、

おそらくは顎関節そのもののゆがみを整えるケースや、

顎関節部に鍼を刺すようなケースが多いかと思います。

 

もちろんマウスピースや顎関節そのものへのアプローチで良くなるケースというのがあるのは私たちもわかっています。

 

ですのでそれで良くなるのであればそういった治療を受けて頂ければ良いと思います。

 

ただおそらくこれを読んでいるあなたはこういった治療で良くならなかったからこそ必死に探してこのページに辿りついたことでしょう。

 

当院の施術がどういったものであるかを説明していきます。

 

一般的に行う治療との違いがわかるかと思います。

 

これはあくまで今回のK・Nさんのケースでの治療方法であり、

その方の状態によって違った方法を取ることもあります。

 

それはつまり、

顎関節症という診断が付けられたとしても、

1人1人原因は違っているので、

画一的な治療で治していくということは出来ないのです。

 

当院ではその方の状態を細かく把握して、

適切な処置を施すからこそ難治性と言われる顎関節症を完治にまで導くことが出来るのです。

施術者からのメッセージ

今回のK・Nさんのように大きく開けた際に、

痛みと異音、さらには不安定感があるといった状態であっても、

何も気にせずに口を大きく開けて生活できるように出来る技術と知識があります。

 

K・Nさんのように、

以前から症状を持っていて、

放置していた症状の場合は、

比較的治るまでに時間がかかる傾向にあります。

 

基本的には症状が出てから、

治療を受けるまでの期間は短ければ短いほど、

治りも良くなります。

 

もし今、あなたが顎関節症で不安をお持ちなら、

なるべく早く電話やメールでお問い合わせください。

 

当院は顎関節症を得意としている治療院です。

あなたの不安を解消することを使命としていることを知っておいてください。

 

あなたとのご縁を心よりお待ちしております。

 

※お客様の感想であり、効果効能を保証するものではありません

 

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顎関節症

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