【腰痛】中腰の姿勢と歩行もままならなかった状態からの完治報告

この記事は、『腰痛』が完治に至るまでの過程を記しています。

腰の痛みと動きにくさで不快な思いをされてお困りの方は是非ご覧ください。

 

腰痛が起こる原因はなにか?

根本治療とはどういうことなのか?

顎関節症が治っていく過程も詳しく記しているので、

患者さんの感想と合わせてご覧ください。

3週間前に発症した強烈な腰痛が起こった経緯

「患者」

38歳・女性・保育士・生駒市在住

「症状」

腰痛

「来院日」

H30年11月

「来院経緯」

発症は3週間前。

 

腰から臀部にかけて痛みがあり、

大腿部後面からふくらはぎにかけてシビレがある。

 

痛みが出る数週間前から、

仕事で中腰の姿勢で行う動作が増えてきており、

初めは重さを感じる程度であったものが、

徐々に痛みに変わり、

シビレも伴うようになる。

 

徐々に症状が悪化してきているため、

来院の1週間ほど前から中腰での作業に関しては、

業務から外してもらい、

様子を見るも改善は見られなかった。

 

以前から腰に不安を持っていた患者は、

腰に違和感があるとストレッチをすることでその場をしのいでいたが、

今回に関してはストレッチをすることも出来ないほど痛みが酷く、

治療を受けることを検討し始める。

 

その時に職場で、

当院に通っていた方から紹介を受け、

治療内容や良くなった経緯を聞き、

地震でもHPを確認し、

来院を決意。

中腰の姿勢と歩行時の痛みがわずか6診目で痛みがなくなり、8診目で完治した施術法と完治までの道のり

1診目

患者は、

右の腰部と臀部に痛みを感じており、

大腿部からふくらはぎにかけてはシビレと痛みをときおり感じている。

痛みとシビレの箇所は下図を参照。

特に中腰の姿勢と歩行時に痛みを強く感じており、

歩行時には抜けそうな痛みを訴えている。

 

3週間前から痛みが出はじめているが、

過去にも幾度となく痛みを感じることがあった。

 

その際は自身でのストレッチで改善していたが、

今回はストレッチをすることも出来ないほど痛みが強く出てきている。

症状は徐々に悪化しており、

仕事には行っているが、

作業もままならないほどになっている。

 

患者は中腰での痛みを最も強く訴えているため、

中腰の姿勢での痛みをペインスケール「10」として施術開始。

(ペインスケールとは痛みを10段階で表した指標のこと。10に近づくにつれ痛みが強い状態。患者自身に数字を示させる。)

 

治療:

合谷・曲池に接触鍼、太谿・百会に置鍼することにより身体全体の気の流れを調整。

腹膜調整、腸腰筋バランス、

 

施術後、ペインスケール「10」→「7」

痛みが減少したことによって中腰の姿勢が出来るようになった。

患者は「激痛はなくなった。ただ動かすと痛みがまだ残っている」とのこと。

 

腰部を触らずに痛みが軽減したことから、痛みを引き起こしている原因が腰以外にもあることがわかる。

 

3日以内に来院するよう指示をし、

1診目施術終了。

2診目

前回施術の2日後に来院。

患者から「激痛はなくなったが、中腰の姿勢の作業はまだ出来ていない。ただ痛みは前回よりもマシで歩行時の痛みが減っている。」と報告。

ペインスケール「7」のまま維持。

 

治療:

合谷・曲池に接触鍼、太谿・百会に置鍼することにより身体全体の気の流れを調整。

内臓全体調整、腎臓・肝臓調整、骨盤アライメント調整。

 

施術後、ペインスケール「7」→「5」

ペインスケールが半分にまで減少。

まだ油断の出来る状態ではないため3日以内に来院するよう伝え、2診目施術終了。

 

3診目

前回施術から3日後の来院。

患者から「施術直後よりも次の日に痛みが格段に減った。中腰の姿勢を取るのも楽になってきていて、歩くのも格段に楽になっている。」との報告。

 

ペインスケール「5」→「3」

 

治療:

合谷・曲池に接触鍼、太谿・百会に置鍼することにより身体全体の気の流れを調整。

内臓全体調整、腎臓・肝臓調整、骨盤アライメント調整。

 

施術後、ペインスケール「3」→「1」

痛みは軽減されているが、歩行時に足を引きずるしぐさが残存。

 

次回は3日以内に来院するよう指示し、

3診目施術終了。

5診目

前回施術から4日後の来院。

患者から「調子良く動けていたので旦那の仕事の手伝いで歩き回っていたら、痛みがぶり返してしまった。」との報告。

 

ペインスケール「5」に戻っての施術スタート。

当初の激痛を訴えることはないが、中腰の姿勢と歩行時に痛みが再発。

 

 

伏臥位の姿勢は取れる状態であったため、腰部の触診を行ったところ、以前の腰方形筋に圧痛と硬結はなく、脊柱起立筋に圧痛が出現。

 

このことから以前の腰方形筋をかばうような動きになっていたため、脊柱起立筋に痛みが出たものと思われる。

 

治療:

合谷・曲池に接触鍼、太谿・百会に置鍼することにより身体全体の気の流れを調整。

NKZ調整、骨盤アライメント調整、裏環跳への刺鍼。

 

施術後、ペインスケール「7」→「4」

中腰の姿勢及び歩行時の痛みが軽減。

 

患者は「痛みがだいぶ緩和されている。まだ痛みは残っているが動けそう。」とのこと。

 

次回は3日以内に来院するよう指示し、

5診目施術終了。

 

6診目

前回施術より3日後に来院。

患者から「施術後の楽な感じが継続している。仕事でも出来る動きが増えてきていて、以前と同じような作業に戻りつつある。」との報告。

 

ペインスケール「4」→「1」

詳しく聞いてみると、ほとんど痛みなく生活出来ているがたまにしゃがみ作業の後に立つと腰が伸びない感じがしてまた痛くなりそうで怖いとのことであった。

 

治療:

合谷・曲池に接触鍼、太谿・百会に置鍼することにより身体全体の気の流れを調整。

腸腰筋バランス、腎臓調整、恥骨調整。

 

施術後ペインスケール「1」→「0」

動きの確認をするもどの動きでも痛みの出現無し。

 

しゃがみ作業後の伸びない感じがどうなったかは診察室内では確認出来ないため、次回どうだったかを報告してもらうこととし、6診目施術終了。

7診目

前回施術から1週間後の来院。

患者から「痛みは気ならずに動けている。しゃがみ作業の後に関しては、以前の腰が伸びなくて怖い感じはないが、少し疲れたなと思うことがある程度で動けている。それと腰に重たさは感じる。あともうちょっとという感じがする。」との報告。

 

ペインスケール「0」のまま維持。

 

治療:

合谷・曲池に接触鍼、太谿・百会に置鍼することにより身体全体の気の流れを調整。

腸腰筋バランス、恥骨調整、ポンピング。

 

施術後、腰の重たさがなくなったとのこと。

次回は2週間後に来院することを指示し、7診目施術終了。

 

8診目

前回施術から2週間後の来院。

患者から「仕事中のしゃがみ作業の後も怖さも伸びない感じもなくなった。特に痛みを感じることもなく過ごせた。」との報告。

 

治療:

合谷・曲池に接触鍼、太谿・百会に置鍼することにより身体全体の気の流れを調整。

腸腰筋バランス、殿筋MO、ポンピング。

 

次回よりメンテナンスに移行する旨伝え、1か月に1回の来院を続けている。

8診目施術終了。

今まで感じたことのない強い腰痛が完治しました

Q1.どんな症状でお困りでしたか?

またお困りの症状を治すために、今までどのような治療を受けてこられましたか?

腰痛

治療する時間がなく、どんどん痛みが増すだけでした。

身体も思うように動かすことができなく、ストレッチも出来ない状態でした。

 

Q2.鍼灸治療など、当院へ来院にあたって心配はなかったですか?

また心配はどうやって解消しましたか?

職場の方の紹介だったので、どんな治療をされているのか聞いていたので、心配はなかったが、かなりの腰痛だったので、痛みから解消されるのかの方が気になっていた。

 

Q3.当院の施術を受けたときの印象・感想などを教えてください。

病院の名前だけだと鍼とお灸だけかなと思ってしまうけれど、色んな方法で施術をしてくれるのでとても良かった。

 

Q4.症状が改善した現在の想いをメッセージ下さい。担当が最高に喜びます!

痛みが今まで感じたことがないくらい強い痛みだったので、時間がかかると思っていたんですが、施術をしてもらうたびに痛みが弱くなっていくので、とても嬉しかったです。

3時間のコンサートもしんどいかなと思いましたが、軽い痛みでストレッチをいたら解消したので、本当に身体を自由に動されるって幸せだなと思いました。

 

お名前:K・Yさん ご年齢:38歳 ご住所:奈良県生駒市 ご職業:保育士

※お客様の感想であり、効果効能を保障するものではありません。

今回のケースにおける痛みの原因

今回腰痛が完治したK・Yさんですが、初診時は本当に辛そうな状態でした。

 

腰の痛みで中腰になれず、

歩くのもままならないといった状態で、

これまでにないほどの痛みを感じていました。

 

そういった状態を知っているので今回完治し、元気に過ごされている今の状況が僕にとっても本当に嬉しいです!

 

それでは今回の考察に入ります。

今回のK・Yさんの初めの状態は、腰方形筋という部分に圧痛と硬結があったのですが、そこに根本的な原因があったのではありませんでした。

どこに根本的な原因があったかというと「腸腰筋(腸骨筋+大腰筋)」と「腎臓」にあったのです。

 

これだけ聞くと「どういうことだろう?」と思いますよね。

これから少し詳しく説明していきます。

下の図を見てみましょう。

痛みの出ている腰方形筋と「腸腰筋(腸骨筋+大腰筋)」の位置関係がわかってもらえたでしょうか?

痛みの出ている腰方形筋と反対側にあるのでこの腸腰筋が疲労などで固くなってしまうと裏側の腰方形筋、つまりは腰痛につながるのです。

そして「腎臓」の外側の膜と「大腰筋」や「腰方形筋」とくっ付いています。

ですので「腎臓」が疲労してくると「大腰筋」や「腰方形筋」に影響を与えてしまうので腰痛が出てくるのです。

今回のケースにおける痛みの治療法

さきほどご説明したように、

「腸腰筋」と「腎臓」がどのように腰に関係しているのかがわかってもらえたかと思います。

 

ここからは、

今回の「腰痛」を当院ではどのようにして治していくのかをお伝えしていきます。

 

大きく4つのpointがあります。

 

それを下の表にまとめています。

 

この4つのpointについての説明を行っていきます。

 

まず1つ目気の流れと内臓の調整について。

 

当院の考え方の重要な1つとして、

まず身体自身の治す力がないと、

どんなに良い施術を行ったとしても、

すぐに悪い状態にもどってしまい、

なかなか治らなくなってしまうという状態になってしまいます。

 

ですので根本的に治そうと思うと、

この治すための土台作りは、

必ず行わないといけないと考えております。

 

この土台を作りつつ、

大きな原因となっている「腸腰筋」と「腎臓」に対してのアプローチを行います。

 

そうすることによって、

より施術効果を高め、

戻りにくい状態で原因を取り除いていきます。

 

最後に腰を構成している骨盤を整えることで、

今まで感じたことがないほどの強烈な腰痛が完治にまで導くことができました。

 

施術者からのメッセージ

当院での施術はその痛みが出ている箇所のみを診るのではなく、身体全体の状態をしっかりと診ることによって、他では考えられないような難しい疾患やきつい症状がビックリするぐらい良くなっていくのです。

 

もしあなたが激痛の腰痛でどこへ行ったらいいんだろうと困っているのなら、ぜひ当院を頼ってみてください。

 

僕たちはそういった困ってしまっている状態から「本気」でなんとかしたいという方の想いに応えるために全員で切磋琢磨しています。

 

あなたとのご縁を心からお待ちしています。

 

※お客様の感想であり、効果効能を保証するものではありません

 

症状について詳しくはこちら

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