【 腰椎分離症1歩手前と医師からの診断 】 14歳サッカー少年の常にあった痛みが8回の施術で完全消失の事例

症例報告

Top Member 植田 康司

 

 

 

この記事は、

整形外科医に「腰椎分離症1歩手前」と言われた腰痛が、1ヵ月計8回の治療で完全消失に至った経緯を記しています。

 

 

「分離症」をおこさせないPOINTや治療法を記述していますので、最後まで読み進めてみてください。

「腰椎分離症1歩手前」と診断を受け、3週間安静にするも症状は改善せず。

「患者」

14歳 男性 中学2年生 (ポジション:キーパー)

「症状」

腰痛

「来院日」

2018年11月中旬

「来院経緯」

患者は来院3週間前

サッカーの練習中、短距離の全力ダッシュを繰り返し行っていた。

 

 

その際、腰に痛みを覚える。

 

 

以前から、

短距離の全力ダッシュを行っている際に、腰の痛みを感じてはいたものの

少し我慢をすれば、動け、走れる状態であった為、これまでもあまり気に留めず練習を継続していた。

 

 

そして、

クラブチームでの練習終了後、帰宅したのち

痛みが残っていたものの、日課で行っていたジョギングに向かう。

 

 

3~4kmのジョギング終了後、

脚の疲労感を普段に増して強く感じ、

腰の痛みはサッカーの練習中よりも強くなっていたが、そのまま就寝。

 

 

翌日、起床後

これまで運動時のみ感じていた痛みが、

歩行時・起立時・安静時問わず痛みを覚える。

 

 

患者は不安になり、両親に相談。

母親に付き添われ近所の整形外科を受診する。

 

 

レントゲン撮影の結果、

医師から「腰椎分離所1歩手前」と診断を受け、

2週間の安静を言い渡された。

 

 

翌日、

患者は、クラブチームの監督に

医師の診断と練習を休む旨を伝え、監督からも

「完全回復するまで、練習参加禁止」と言い渡された。

 

 

患者は、それから2週間

練習も日課であるジョギングも中断し、症状の改善を待った。

 

 

しかし、

一向に改善の兆しがみられず、更に1週間安静にする日々を過ごす。

 

 

だが、

1週間前と比べ症状に変化が見られなかった事から、

母親が整形外科とは別の治療可能な医療機関をインターネットで検索。

 

 

その際、

口コミサイトで当院の存在を知り、ホームページを検索。

 

 

「分離症」でさえも、当院の治療で、競技に完全復帰できる事を知り、

「ここなら息子の腰痛も治してもらえる」と期待を胸に来院を決意。

「完全回復するまで練習参加禁止」と言い渡された状態から1ヵ月8回の治療で完治

11月14日 1診目

患者から、

「運動時以外の安静時や歩行、起立時も痛みがある」と報告。

 

 

痛みの場所を確認。

 

 

一番痛みを強く感じるのは「後屈時」である。

また、

ヤコビー線(左右の腸骨稜の頂点を結ぶ線)上に出現。

また、

下肢の疲労感・腹部の緊張感も強い。

 

 

続いて、

医師から「腰椎分離症1歩手前」と言われた事について確認を行う。

 

 

医師からは、

レントゲン画像上、「分離」してはおらず、

腰椎に「影」が移り込んでいる事や痛みの出現場所などから、「腰椎分離症1歩点手前」と診断され、2週間の安静を言い渡されでいた。

 

 

それを踏まえ、

患者の腰痛は、「腰椎分離症」にみられる、動けないほどの激痛ではないが

痛みの出現動作、疼痛箇所等から、このまま無理にサッカーを続けると

「腰椎分離症」に移行すると判断。

 

 

その旨、患者及び母親に説明し、

練習を中断している今の内に、治療間隔を詰めて来院すれば、

11月中の練習復帰が可能である事を伝え、同意を得て治療開始。

 

 

 

治療:

 

曲地・合谷に接触鍼、太谿に置鍼し、身体全体のエネルギー調整

腹膜・腹部深層筋調整、腰椎ATT調整、下肢循環調整

11月17日 2診目

患者から

「歩く時の痛みが随分とれました」

「後屈時の痛みも和らいだ」と報告。

 

 

状態を確認。

後屈の動きが大きく改善している。

 

 

治療:

 

曲地・合谷に接触鍼、太谿に置鍼し、身体全体のエネルギー調整

腹膜・腹部深層筋調整、腰椎ATT調整、下肢循環調整

11月20日 4診目

患者から

「後屈時の痛みもほぼありません」と報告。

 

 

状態を確認。

引き続き、後屈の動きはスムーズである。

 

 

治療:

 

曲地・合谷に接触鍼、太谿に置鍼し、身体全体のエネルギー調整

腹膜・腹部深層筋調整、腰椎ATT調整、下肢循環調整

 

 

治療後、後屈時の痛みは改善。

ただ、下肢の疲労感と腹部の緊張感はやや残っている。

 

 

この下肢の疲労感・腹部の緊張感は、

腰部に多大な影響を与える為、下肢及び、腹部の施術を中心に治療を継続する旨

患者及び、母親に同意を得て、4診目終了。

11月26日 7診目

患者から

「ほぼ気にならない」と報告。

 

 

状態を確認。

下肢の疲労感・腹部の緊張感も減少。

 

 

治療:

 

曲地・合谷に接触鍼、太谿に置鍼し、身体全体のエネルギー調整

腹膜・腹部深層筋調整、腰椎ATT調整、下肢循環調整

 

 

治療後、

身体の状態から、「今週中に練習復帰可能」と判断。

 

 

患者及び、母親にはその旨伝え、

念の為、練習再開前に一度、身体を整える為、来院するように指示し7診目終了。

11月28日 8診目

患者から

「この2日間違和感・痛みなく過ごせました」と報告。

 

 

状態を確認。

後屈の動きは変わらず維持出来ており

下肢の疲労感・腹部の緊張感もほぼ消失。

治療:

 

曲地・合谷に接触鍼、太谿に置鍼し、身体全体のエネルギー調整

腹膜・腹部深層筋調整、腰椎ATT調整、下肢循環調整

 

 

治療後、

患者には、集中治療は一旦終了とし、

様子を見ながら、1週間に1回、2週間に1回と治療間隔をとりながら

メンテナンスを継続していく旨伝え、同意を得て8診目施術終了。

腰痛で出来なかった運動(サッカー)が出来るようになりました

Q1.どんな症状でお困りでしたか?

またお困りの症状を治すために、今までどのような治療を受けてこられましたか?

前は腰が痛くてもうほぼ運動できない状態でした。

腰回りのトレーニングとかストレッチをやってました。

 

Q2.鍼灸治療など、当院へ来院にあたって心配はなかったですか?

また心配はどうやって解消しましたか?

特に心配はなく、ただ腰のところを良くしていこうと思いました。

 

Q3.当院の施術を受けたときの印象・感想などを教えてください。

まず中に入った時から落ち着きがあり、とてもリラックスできると思います。

 

Q4.症状が改善した現在の想いをメッセージ下さい。担当が最高に喜びます!

今は激しい運動をしていても痛くなく、とても快適に生活しています。

お名前:M・Yさん ご年齢:14歳 ご住所:奈良県奈良市 ご職業:学生

※お客様の感想であり、効果効能を保障するものではありません。

「腰痛」の延長線上にある「腰椎分離症」

M・Y君!

痛みがすっかりとれて良かったね!

 

 

これからも

サッカー思いっきり楽しんでください!

 

 

それでは

「アスリートの腰痛」は「腰椎分離症」に繋がる。についてお伝えしていきます。

 

 

「腰椎分離症」とは

文字通り、腰椎が二つに分離して起こります。

一般的に

ジャンプや腰の回旋動作を行う事で、腰椎に亀裂が入り起こる。と

されており、スポーツ選手の約30%~40%はこの「腰椎分離症」と言われています。

 

 

では本当に

このジャンプや回旋動作が原因となるのでしょうか?

 

 

ジャンプや、回旋動作が原因であるなら、

一般的に行われている、「安静」や「練習中断」で治ると考えられます。

 

 

ですが、

「安静」や「練習中断」で治った。という学生さんがどれほどいるでしょうか?

 

 

私の知りうる限りでは、一人もいらっしゃいません。

 

 

私が行きついた捉え方は

「腰椎分離症」と診断を受けた患者さんが

ジャンプや腰の回旋動作を多々行っていた。ということだと考えています。

 

 

つまり、

ジャンプや腰の回旋動作は、あくまでもトリガーとなっただけで、

原因は他にある。という事です。

 

 

では、他の原因とは何か?

 

 

それは、大きく2つに分けられます。

 

 

一つは、

「免疫力」「治癒力」の機能低下。

 

 

二つ目は

「免疫力」「治癒力」は機能を維持出来ているにも関わらず

機能が発揮されない状態にある。

 

 

という事です。

 

 

今回の患者さんである

M・Y君は、「下肢の疲労感」「腹部の緊張感」がとても強く表れていました。

 

 

M・Y君は

「腰椎分離症」ではなく、「1歩手前」の状態でしたが、

この「下肢の疲労感」「腹部の緊張感」が複雑に絡み合い、

二つ目の「免疫力」「治癒力」は機能を維持出来ているにも関わらず機能が発揮されない状態。に陥っていたのです。

 

 

その結果、

「腰椎分離症の1歩手前」と診断される腰痛を発症したと考えられます。

 

 

ここまでお伝えした事で

「腰痛」の延長線上にある「腰椎分離症」がお解り頂けたと思います。

 

 

また、

一般的に行われる「安静」や「練習中断」では

治すことは難しいと言えるのではないでしょうか。

スポーツ人生がかかる腰痛の改善方法

これまでお伝えしてきた内容はおわかりいただけたでしょうか?

 

 

機能が発揮される状態を作る為、

土台を安定させ、原因を一つ一つ丁寧に改善させていく。

 

 

これが、スポーツ人生がかかる腰痛を完治に導く最善策と考えます。

 

 

 

実際、どのような治療を行ったかと言うと、

腹膜・腹部深層筋調整を丁寧に行い、腰椎の負担を強めている下肢全体の疲労感と腹部の緊張感を除去。

 

 

それに並行し、

下肢循環調整を行う事で、よりスムーズに下肢の疲労感と腹部緊張感を除去します。

 

 

更に、腰椎周囲への過度の負担を軽減し、

腰椎への負担を取り除いていきました。

 

 

この3種類の治療を重点的に行い、

「本来の機能が発揮される身体」を作っていきました。

 

 

その結果、

「腰椎分離症1歩手前」と診断を受けた「腰痛」が

わずか1ヵ月、8回の治療で完治する事ができました。

 

 

最後に、

この記事を読んだ学生さんや親御さん。

 

 

「スポーツに打ち込みたい」「目標や希望を実現する」

そう思っているなら、希望を持って連絡してみてください。

 

 

M・Y君のように助けてるあげる事が出来ると思いますよ。

 

 

感謝

症状について詳しくはこちら

腰痛

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