「全身倦怠感・無気力・眼精疲労・首肩コリ・全身のダルさ」などの不定愁訴が3か月後にすべて解消した理由は〇〇だった。

症例報告

奈良の鍼灸「鍼灸王国」

Top Member 植田 康司

 

 

 

 

「患者」

 

61歳 女性

 

 

「症状」

 

 

・慢性の全身疲疲労感

・眼精疲労

・頚・肩のコリ

・両腕~指先にかけてのダルサと痛み

・両膝~足先にかけてのダルサ

 

など含む「不定愁訴」

 

「来院日」

 

 

 

2017年 8月初旬

 

「来院経緯」

患者は数年前から

頚・肩こり、眼精疲労、慢性の全身疲労を感じていた。

 

「年齢のせいだろう」

 患者はそう決め込み、治療や身体のケアをする事無く日々を過ごしていた。

 

 しかし、昨年の3月に両手小指の打撲を機に

同年7月に掛けて、順を追うかの如く、全身にあらゆる症状が現れる。

  

打撲した指の痛み・違和感は

2ヶ月を経ても改善がみられなかった。

追って「両手拇指を除く、手掌全体にこわばり感」が出現。

 

およそ3ヶ月経過時、

デスクワーク中、「肘の後内側付近に時折、鋭利な物で刺されたような痛み」も出現。

 

また、それと同時に

「両膝下~指先にかけてのダルサ」

安静時・活動時問わず出現し、歩行時には増悪した。

 

 このころになると、

「元気が出ない」「疲れやすい」といった症状も強く現れた。

 

 患者は

「年齢のせいだろう」という気持ちと

「我慢できるから我慢しよう」と、

半ば諦めたように「痛みやしんどさを我慢」していた。

  

だが、

同年7月下旬に「両腕のダルサと痛み」まで出現。

それと同時に肩こりにダルサも感じるようになる。

 

患者は、

「いよいよ年齢のせいでは片づけられない」と判断し

「不定愁訴」を治そうと決意。

 

本院で治療を受け、完治に向かっている娘さんの様子から

本院より自宅に近い当院への通院を決める。

 

「治療経過」

1診目

まず、各症状の

寛解・増悪する姿勢・動作などを確認

 

歩行時の「両膝下~指先にかけてのダルサ」を除き、

施術室内での姿勢や動作では変化はない。

 

患者は数ある症状の中から、下肢のダルサを強く訴えている。

 

安静時・歩行時共にダルサがあり

歩行時には増悪する為、いち早く治してほしいと要望。

 

この症状を治すことを第一とし、

他の症状は経過をみながら治療をすすめていく事に同意を得て治療開始。

 

現時点での歩行時のダルサを「10」と設定し、治療開始。

 

治療:

曲地・合谷に接触鍼、太谿に置鍼し、身体全体のエネルギー調整

骨盤調整、内臓・腹膜調整、下肢アライメント調整

 

施術後、ダルサ「10」から変化はない。

ダルサは痛みと違い、治療後数時間~数日経ってから変化が表れやすい。

 

患者にはその旨を伝え、

次回来院までにどのような変化があったかを確認しておいてもらう様に指示。

 

次回は3日以内に来院するよう指示し、1診目施術終了。

2診目

前回から3日後の来院。

 

患者から、「前回治療後、ダルサはあるが少し楽になった」と報告。

 

ダルサ「10」→「8」

安静時・歩行時のダルサや、歩行時の増悪はかわらずある。

 

前回治療後、「ダルサが少し楽になった」と

報告をうけたので、同様の治療をする旨伝え、施術開始。

 

治療:

曲地・合谷に接触鍼、太谿に置鍼し、身体全体のエネルギー調整

骨盤調整、内臓・腹膜調整、下肢アライメント調整

 

本日も施術後の変化はなく、「8」のまま維持。

 

再度患者には、次回来院までにどのような変化があったかを

確認しておいてもらう様に指示し、2診目施術終了。

3診目

前回から3日後の来院。

 

患者から、「前回治療後、少し楽になったが、概ね現状維持」と報告。

 

ダルサ「8」→「7」

治療:

曲地・合谷に接触鍼、太谿に置鍼し、身体全体のエネルギー調整

骨盤調整、内臓・腹膜調整、下肢アライメント調整

 

治療後、状態を確認。

本日も施術後の変化はなく、「7」のまま維持

 

ただ、変化はないものの、

頚・肩をはじめ身体全体の緊張感や、脈の変化等から、

この2・3回の治療でもう少し良い状態になると判断。

 

患者には、その旨を伝え、

前回と同様に次回来院までにどのような変化があったかを

確認しておいてもらう様に指示し、3診目施術終了。

5診目

前回から7日後の来院。

 

患者から、

 

「安静時・歩行時のダルサや、歩行時の増悪はいまだあるものの、

脚以外の症状も比較的良い傾向で、全体的に調子は上向きです」と報告

 

ダルサは「5」

 

治療は初診時から変わらないが、

治療のベースが自然治癒力・免疫力を高める土台作りの施術である為、

この様な身体の変化が現れる。

 

治療:

曲地・合谷に接触鍼、太谿に置鍼し、身体全体のエネルギー調整

骨盤調整、内臓・腹膜調整、下肢アライメント調整

 

本日も施術後の変化はなく、「5」のまま維持。

5診目施術終了。

8診目

前回から7日後の来院。

 

患者から、

 

「今まで、脚を引きずって歩いていた感覚があったが最近は無くなってきた」と報告

 

「ただ、仕事が忙しい時期に入った事もあり眼精疲労、頚・肩こりが

辛く、肘も作業中痛みが出る」と申告をうける。

 

ダルサは「4」

 

治療:

曲地・合谷に接触鍼、太谿に置鍼し、身体全体のエネルギー調整

内臓・腹膜調整、下肢アライメント調整

頭蓋骨調整、頚椎調整、肩・肘・手首の連動調整

 

施術後、

 

「眼の疲労感は残るものの、頚・肩コリ・肘はだいぶスッキリしました」と報告。

ダルサは「4」のまま維持。

 

今後、眼精疲労に対する施術は継続する旨伝え

8診目施術終了。

13診目

前回から7日後の来院。

 

患者から、

「両指の痛みは残るが、おおよその症状はだいぶ楽になり、身体が軽く感じます」と報告

 

ダルサは現在「2」

 

治療:

曲地・合谷に接触鍼、太衝に置鍼し、身体全体のエネルギー調整

内臓・腹膜調整、下肢アライメント調整

頭蓋骨調整、頚椎調整、肩・肘・手首の連動調整

 

施術後のダルサは「2」

 

初診時、不定愁訴といえる程

複数の症状があった為

念には念をいれ、最終の微調整をしていく旨伝え13診目終了。

19診目

前回から7日後の来院。

 

患者から、

「両指の痛みもほぼ感じず、調子が良い」と報告

 

ダルサは現在「0」

 

治療:

曲地・合谷に接触鍼、太衝に置鍼し、身体全体のエネルギー調整

内臓・腹膜調整、下肢アライメント調整

 

施術終了後

ダルサは「0」

今回で治療は終了とし、

次回から1ヶ月に1回のメンテナンス期に移行する旨を伝え、施術終了。

「患者さんの口コミ・感想」

施術をしてもらって全体的な体調が向上してきました

Q1.どんな症状をお持ちでしたか? 

両腕から両手指先にかけてのだるさと指の痛み

両足、膝から両足先にかけてのだるさ

首・肩のコリ

目の疲れ

慢性的な全身の倦怠感

 

Q2.鍼灸治療など、当院へ来院にあたって心配はなかったですか?

また心配はどうやって解消しましたか?

娘がお世話になっています同系列の「なかたに鍼灸整骨院」様の評判と施術を信頼していましたので、いざという時は自宅も近いこちらでお世話になろうと思っていました。

今回、問い合わせた日にすぐ対応していただき本当にありがとうございました。

 

Q3.当院の施術を受けたときの印象・感想などを教えてください。

印象についてですが、わたしのしんどさに忍耐を持って寄り添って頂き感謝しています。

毎回先生は前回からの体調の経過を尋ね、問題点の解決を探り施術されます。

日常生活についてもアドバイス頂き、いろいろ学んでおられるのだなと感心しています。

先生はとても楽しい方なのでいつも大笑いさせられてしまいますが、それも薬のうちですね!!

 

Q4.あなたと同じ様な症状をもった方へ、何か勇気が出るメッセージがあればお願いします。

現在3か月半程お世話になっていますが、指の痛みが少し残っている以外はほぼ改善されたような、全体的に体調が向上したような気がします。

首や肩も軽くなりました。

体調不良は年齢のせいだろうと勝手に決め込み諦めと共に痛みやしんどさを我慢し、何とも言えないドンヨリ気分の日々でしたが、施術後こんなに楽になるんだと実感しました。

心を込めて対応して下さる先生方に感謝して自分自身をもっと大切にしようと前向きな気持ちになって来ました。

フラダンスもがんばりまーす。

お名前:Y・Dさん ご年齢:61歳 ご住所:奈良県生駒市 ご職業:事務職

※お客様の感想であり、効果効能を保障するものではありません。

「担当からの考察」

今回の患者さんY・Dさんは、

「全身倦怠感・無気力・眼精疲労・首肩コリ・全身のダルさ」などの

不定愁訴が約半年間に渡って次から次へと

現れるほど症状が重い状態でした。

 

数年・数十年かけて少しずつ症状が出てくるのも辛く、耐え難いものですが

短期間で色々な症状が一気に現れた事を考えると、心労も相当なものだったと思います。

 

初診時の「何とかしてほしい」「とにかくしんどい」と言っていた

表情を今でもよく覚えています。

 

症状の変化に伴い、

少しずつ顔色がよくなり、笑顔が見れて「良くなってきているなぁ」と

私自身、実感できてともて嬉しかったです!

 

たくさん笑い話もさせて頂きました。

これから、仕事に趣味に思いっきり楽しんで下さいね。

 

 

それでは、考察に移ります。

 

今回、Y・Dさんを苦しめていた症状の要因はいくつか考えられます。

 

  1. 自律神経の働きの変化
  2. 加齢による体質の変化
  3. ホルモンバランスの変化
  4. ストレス
  5. 気候の変化

Etc

 

あなたも、一度は聞いた事のあるものばかりだと思います。

 

確かに、こういった要因で身体の不調を訴える方はいらっしゃいます。

 

ですが、「発症の引き金」

つまり「トリガー」になる事はあっても、「原因」になる事はそう多くない。と

私は考えています。

 

 

原因は一つだけ。

 

「恒常性を維持できない」

平たく言うと、「治癒力・免疫力がうまく働かない」と

言う事。

 

実際に身体を診てみると

内臓の疲労・筋緊張・骨格の左右のアンバランス等

「治癒力・免疫力がうまく働かない環境」と

わかりました。

 

 

治療は、この原因を解消する事。

それを徹底することで、

「全身倦怠感・無気力・眼精疲労・首肩コリ・全身のダルさ」などの

不定愁訴が、たった3ヶ月で改善したのです。

 

ただ、

1点だけお伝えしておかなければいけないのは

必ず3か月で完治する。というものではありません。

 

半年や1年の時間がかかる事もあります。

 

 

ですが、

あなた自身や、あなたの周囲の大切な方が

「身体が楽になりたい」「自分自身をもっと大切にしたい」

と望んでいるなら、私に相談してください。

 

 

今回のY・Dさんの様に

「年齢のせいだろう」「治すのを諦めている」

そんな方を一人でも多く治してあげたいと思っています。

 

 

感謝

鍼灸王国