【 風邪の後、肩こり・倦怠感が悪化した27歳女性 】 自律神経失調症の影響を受け、悪化の一途を辿っていたが、2ヶ月の治療での改善事例

症例報告

Top Member 植田 康司

 

 

風邪が、その後長引く肩こり・倦怠感の要因になる事をご存知ですか?

最後まで、読み進めてみて頂ければ、関係性が間単にわかるようになりますよ。

風邪完治後、肩こり・倦怠感が3週間持続

「患者」

27歳 女性

「症状」

肩こり・倦怠感

「来院日」

2019年1月下旬

「来院経緯」

患者は、来院1ヵ月前の昨年12月下旬に風邪を発症。

その際、日頃から感じていた肩こりと倦怠感を強く感じるようになる。

 

 

1週間が経過し風邪は完治。

だが、風邪発症中に感じていた、肩こり・倦怠感は改善の兆しはなく、

むしろ、重だるさが日増しに強く感じるようになっていた。

 

 

しかし、患者は

以前から、肩こりで整体や整骨院、マッサージ店等に通い、

「もみ返し」のような症状が現れ、幾度となく治療院を転々とした経緯から

治療には行かず、様子をみる事に。

 

 

それから3週間、

仕事にプライベートにこれまで通りの生活を送っていた。

 

 

しかし、

肩こり・倦怠感に改善の兆しはなく、

患者自身も「さすがに長いなぁ」「なんとか治してもらえる所はないかな?」と

インターネットで治療院を検索。

 

 

自宅から程近くにある当院のホームページにたどり着く。

 

 

「自身の症状が鍼灸でよくなるのかな?」と不安に感じながらも

患者さんの声や、症例記事に目を通し、「症状を気にせず、快適な生活を送りたい!」の気持ちを強くし、来院を決意。

CSF(脳脊髄液)循環調整、内臓調整を繰り返し、8回の治療で改善

1月29日 1診目

患者から、

「頸・肩のコリと重だるさがあり、朝起きるのも辛い」と報告。

 

 

更に、デスクワーク中心の仕事であるが、

重だるさと倦怠感で仕事に集中できない。との事。

 

 

患部は、

後頭部~左右肩部にかけての広範囲に及び、痛みはない。

 

 

問診を継続したところ、

以前から、自律神経失調症の症状もあり、起床しにくい事や特に冬場は

思うように動かせない。と申告を受ける。

 

 

また、以前から、強い肩こり・頸コリを実感している。

 

 

患部及び身体の状態を確認。

 

 

後頭部~肩部にかけての緊張感が強く診られた。

また、腹部の緊張感及び、頭蓋骨の動きに左右差が診られ、緩慢である。

 

 

その他、特筆すべき現病歴、既往歴はない。

以上、問診・触診などの結果から

風邪に端を発した、CSF(脳脊髄液)循環不良による、肩コリ・倦怠感の増悪と判断。

 

 

患者の状態から、2ヵ月もあれば十分改善は可能である。

 

 

その為、患者には

初めの2週間は週2回来院するように指示するも、予定が合わない事から

隔週で2回又は、週1回での治療に同意を得て施術開始。

 

 

治療:

 

曲地・合谷に接触鍼、太谿に置鍼し、身体全体のエネルギー調整

CSF(脳脊髄液)循環調整、内臓調整

2月4日 2診目

患者から、

「肩こり・倦怠感はまだ持続していますが、前回の治療翌日の朝、スッと起きられました」と報告。

 

 

状態を確認。

 

後頭部~肩部の緊張感は初診時に比べ減少しているが、継続。

起床時に良い変化が出ている為、同様の治療を継続する。

 

 

治療:

 

曲地・合谷に接触鍼、太谿に置鍼し、身体全体のエネルギー調整

CSF(脳脊髄液)循環調整、内臓調整

2月13日 4診目

患者から

「順調に落ち着いてきました」と報告。

 

 

状態を確認。

 

後頭部~肩部の緊張感は減少。

頭蓋骨の動きも良くなってきており、共に順調である。

 

また、後頭部~の緊張感が減少しているので、本日より肩部の調整を追加。

 

 

治療:

 

曲地・合谷に接触鍼、太谿に置鍼し、身体全体のエネルギー調整

CSF(脳脊髄液)循環調整、内臓調整、肩甲骨可動域調整

2月25日 6診目

患者から

「随分スッキリとし、ほとんど気になりません」と報告。

 

 

状態を確認。

 

これまでの治療で、頚部及び肩部の緊張感は順調に減少。

症状も大きく改善し、順調である。

 

 

治療:

 

曲地・合谷に接触鍼、太谿に置鍼し、身体全体のエネルギー調整

CSF(脳脊髄液)循環調整、内臓調整、肩甲骨可動域調整

 

 

治療後、状態が良い為、

次回から2週に1回の治療とし、症状や体調の変化を見極めていく旨伝え、

施術終了。

3月23日 8診目

患者から

「あちこち遊びに行っても大丈夫で、仕事も集中できています」と報告。

 

 

状態を確認。

後頭部~肩部にかけての緊張感は概ね改善し、頭蓋骨の動きも良い。

少し、起床時に動きにくさは残るものの、こちらも改善している。

 

 

治療:

 

曲地・合谷に接触鍼、太谿に置鍼し、身体全体のエネルギー調整

CSF(脳脊髄液)循環調整、内臓調整、肩甲骨可動域調整

 

 

治療後、概ね症状も改善し、状態は良い。

その為、次回から1ヵ月に1回のメンテナンスに移行する旨伝え、施術終了。

 

 

続いて、実際の患者さんの声を読んでみてください。

これまでの治療歴や、当院の印象、改善過程など細かく記入して頂いています。

整体院を何か所も転々としたひどい肩こりと倦怠感が改善し、仕事にも集中出来るようになりました

Q1.どんな症状でお困りでしたか?

またお困りの症状を治すために、今までどのような治療を受けてこられましたか?

デスクワークによるひどい肩こり、倦怠感がありPC作業が辛かったです。

また自律神経失調症もあり、冬季は朝なかなか起きるのに時間がかかっていました。

今までは整体などを転々とし、もみ返しがひどく、また通うのを止めると繰り返していました。

 

Q2.鍼灸治療など、当院へ来院にあたって心配はなかったですか?

また心配はどうやって解消しましたか?

鍼灸は初めてだったので、初めは肩こりなどの自分の悩みが解消されるか疑心暗鬼でした。

植田先生の「必ず良くなって元気に活動できるようになるので、安心してください!」という言葉に励まされたのと、治療を重ねていくうちに症状も改善されました。

 

Q3.当院の施術を受けたときの印象・感想などを教えてください。

初めは、あっという間に施術が終わったので「これで本当に治るの?」と思ったのですが、まず次の翌朝スッと目覚めることができました。

先生も明るくて話を聞いてくれるので、安心して治療を受けられます。

肩こり、首こりについては、私の場合週1で通い、だんだん良くなり5~6回目ですっかり楽になりました!

 

Q4.症状が改善した現在の想いをメッセージ下さい。担当が最高に喜びます!

風邪をきっかけに肩のダルさで仕事が辛かった日々でしたが、今は肩こりも忘れてもくもくと仕事に集中して取り組めるようになりました!

思い切って通いつめて良かったです。

今後も定期的に症状を見ていただけるので、この良い状態をキープしたいです!

 

お名前:S・Yさん ご年齢:27歳 ご住所:奈良県生駒市 ご職業:事務員

※お客様の感想であり、効果効能を保障するものではありません。

「長引く肩こり・倦怠感とその原因」

S・Yさん

辛かった、コリ感・倦怠感がすっきり改善して良かったですね!

 

 

引き続き良い状態をキープして、

仕事にプライベートに集中して楽しめるようにしていきましょう(^^♪

 

 

それでは、

「長引く肩こり・倦怠感とその原因」についてお話していきます。

 

 

「肩こり」とは、

首すじ~肩にかけて、張った、凝った、痛い等の感覚があり、場合によれば頭痛や吐き気を伴うものです。

 

 

また、「倦怠感」は心身の疲労により、身体がだるく感じる事とされており、

「痛み」や「発熱」と同様に、身体の恒常性(ホメオスタシス)に対するシグナルとも考えられています。

 

 

「肩こり」「倦怠感」共に、一般的に

不規則な生活、身体・精神的なストレス、疲労の蓄積等が原因とされています。

 

 

また、各種疾患に伴う症状として、現れる事もあります。

 

 

今回のS・Yさんは

過去に、自律神経失調症と診断をうけておられましたが、

その他特筆すべき、既往歴・現病歴はありませんでした。

 

 

ただ過去に、自律神経失調症と診断を受けられた経緯から、

恒常性(ホメオスタシス)といわれる機能が上手く働きにくい環境であった事が示唆されました。

 

 

この「恒常性」とは、

「常に定まっていて変わらない事」という意味があり、

「様々な環境の変化に対応し、生存を維持する機能」とされています。

 

 

例を挙げると、「体温調整」です。

 

体温は外部環境つまり、外気温や室内温度、服装等により常に変化しています。

夏のような、外気温が高い時期は、汗をかき体温を下げ、生命維持に働きます。

 

 

この機能が上手く働かなくなったのが、いわゆる「熱中症」といわれるものです。

 

 

また、その他「恒常性」として、

血圧、血糖、免疫、水分、老廃物の代謝・排泄等、多岐に渡ります。

 

 

そして、この「恒常性」は

無意識で身体自身がコントロールを行っています。

 

 

つまり、「自律神経」の働きです。

 

 

先程お伝えしたように、

S・Yさんは、自律神経失調症と診断を受けておられました。

 

「風邪」を引いたことで、この「恒常性」の機能が普段にも増して上手く働かなくなり、CSF(脳脊髄液)の循環がスムーズに行えず、一向に改善の兆しがない状態が3週間継続した。といえるでしょう。

 

 

お分かりいただけたでしょうか?

 

 

では、最後に「長引く肩こり・倦怠感の治療法」についてお話していきます。

「長引く肩こり・倦怠感の治療法」

これまでお話した様に、

S・Yさんの「肩こり・倦怠感」を引き起こしたのは、

恒常性(ホメオスタシス)の機能が上手く働かない事にある。とお伝えしました。

 

 

更に、結果として「CSF(脳脊髄液)」の循環不良を引き起こし、

本来、身体が有している「恒常性」という、「改善」「回復」「維持」といった機能が発揮されず、3週間もの間、辛く、苦しい状態が継続していました。

 

 

そして、この本来有している機能を改善する為には

お伝えしていた、CSF(脳脊髄液)の循環不良を改善する必要があります。

 

 

まず、全身の循環を整えつつ

頭蓋骨の動きの左右差と緩慢を取り除き、「CSF(脳脊髄液)の循環」を改善しました。

 

 

それに加え、内臓調整を行い、

臓器の働きの向上と、CSF(脳脊髄液)の循環調整を加速させました。

 

 

また、

局所の治療として、肩甲骨の可動域を改善し、後頭部~肩部にかけての疲労を除去。

 

 

その結果、

「長引く肩こり・倦怠感」という不快な症状を8回の治療で改善する事ができました。

 

 

ただし、

全ての患者さんが、今回のS・Yさんの様に改善する訳ではありません。

 

 

ですが、諦める必要はありません。

諦めなければ、どうにかなるものです。

そして、その様な方にこそ、しっかり改善して頂き、元気に生活を送って頂きたいと考えています。

 

 

 

 

感謝

鍼灸王国