症例報告
Top Member多井一貴
この記事は、
妊娠中80%の人が体験する『つわり』が良くなるまでの過程を記しています。
つらい「つわり」でお困りの方は是非ご覧ください。
「つわり」が起こる原因はなにか?
根本治療とはどういうことなのか?
「つわり」が良くなっていく過程も詳しく記しているのでご覧ください。
妊娠がわかってすぐにつわりが出てきて、さらに倦怠感や頭痛にも悩まされている経緯
「患者」
29歳・女性・主婦・大阪府大阪市在住
「症状」
つわり・倦怠感・イライラ
「来院日」
H31年4月
「来院経緯」
患者は、
妊娠していることがわかってすぐの4週目のタイミングから「つわり」が出てきた。
食べると気持ち悪くて嘔吐してしまい、
食べていなくても常にムカムカした状態である。
炭水化物や脂っこいものを食べると顕著に出てしまうため、
食べられる豆腐や野菜ジュースなどを食べられるタイミングで小分けにすることで何とか栄養を摂っている状態である。
また身体全体の倦怠感が強く、
「早く妊娠から解放されたい」と思うほど辛い状態である。
さらに妊娠してから、
頭痛が常にあり、
ときおりぐるぐるとした「めまい」を感じている。
妊娠してから通院している産婦人科で相談したところ、
「つわり」を抑える薬を処方された。
処方された薬を服用していたが、
全く改善がみられることはなく、
「このまま辛い妊婦生活を送るのか・・・」と諦めていた。
そんな時に、
近所の当院に通院している友人から、
「以前の妊娠中からずっとお世話になっている鍼灸院があるから行ってみたら?」と聞き、
鍼をしたことがなかったため不安はあったが、
「少しでも今の状況が改善するのなら」と考え、
受診することを決意。
1回目の施術で明らかに身体が楽になり、3週間5回の施術で快適に妊娠生活を送れるようになった施術法と道のり
1診目
患者現在は妊娠13週目で、
2人目の妊娠である。
妊娠したことがわかった4週目からつわりが出ている。
食べると気持ち悪くて嘔吐してしまうが、
逆に食べていなくても常にムカムカした状態である。
食べるものに関しては、
炭水化物や脂っこいものを食べると顕著に出てしまうため、
食べられる豆腐や野菜ジュースなどを食べられるタイミングで小分けにすることで何とか栄養を摂っている状態である。
食べられなくなってしばらく経ったころから、
身体全体の倦怠感が強く、
「早く妊娠から解放されたい」と思うほど辛い状態である。
さらに妊娠前には感じていなかった頭痛が常に出てきており、
ときおりぐるぐるとした「めまい」を感じている。
常に気持ち悪い状態と倦怠感や頭痛があるため、
非常にイライラしており、
5歳になる子供に対して当たってしまうことがあることから、
自己嫌悪に陥っている。
心も身体もしんどくて毎日が辛いため、
少しでも楽になり、
これからの妊娠生活を普通に過ごせるようになりたいというのが、
患者の要望である。
腹部の触診を行うと明らかな胃に張り感が存在し、
患者も「その箇所を押さえられると気持ち悪い感じがする」とのこと。
また呼吸が浅く、目に力もない。
患者にはこれまでの経験上、
「施術を行うことで身体は楽になり、食べられるようにもなるので大丈夫。快適な妊娠生活を送れるようにサポートを行っていくので安心するよう。」に伝え、施術開始。
治療:
合谷・曲池に接触鍼、太谿・百会に置鍼することにより身体全体の気の流れを調整。
背部兪穴に台座灸をすることにより内臓調整。
女性ホルモン調整、横隔膜調整、クラニアル調整。
治療中から呼吸が深くなっていることが見て取れ、
患者自身も起き上がった際に、
「明らかに身体が楽になった。胃の気持ち悪さもマシになった。」
とのこと。
次回は3日以内に来院するように伝え、1診目施術終了。
2診目
前回から3日後の来院。
患者から
「ずいぶんと身体が楽になっている。胃の感じも楽になっているが、まだ食べたあとの気持ち悪さは少しある。」
と報告。
治療:
合谷・曲池に接触鍼、太谿・百会に置鍼することにより身体全体の気の流れを調整。
背部兪穴に台座灸をすることにより内臓調整。
女性ホルモン調整、横隔膜調整、クラニアル調整。
次回は3日以内に来院するように伝え、2診目施術終了。
3診目
前回から4日後の来院。(休診日の都合で1日来院が遅くなった)
患者から
「倦怠感はほとんどなくなり、胃もかなり良い。炭水化物は食べても大丈夫であったが、脂っこいものを食べたあとの持たれる感じだけが残っている。」
と報告。
治療:
合谷・曲池に接触鍼、太谿・百会に置鍼することにより身体全体の気の流れを調整。
背部兪穴に台座灸をすることにより内臓調整。
女性ホルモン調整、横隔膜調整、クラニアル調整。
次回は5日以内に来院するように伝え、3診目施術終了。
4診目
前回から5日後の来院。
患者から
「すっかり元気になって倦怠感もなく、前回はまだダメだった脂っこいものも食べられるようになった。一応食べ過ぎないように気を付けてはいるが、大きく気を付けなくても良くなっている。」
と報告。
治療:
合谷・曲池に接触鍼、太谿・百会に置鍼することにより身体全体の気の流れを調整。
背部兪穴に台座灸をすることにより内臓調整。
女性ホルモン調整、横隔膜調整、クラニアル調整。
次回は7日以内に来院するように伝え、4診目施術終了。
5診目
前回から6日後の来院。
患者から
「すごく楽に生活出来ている。これからの妊娠生活を快適に過ごせるようにこれからも身体の状態を診ていってほしい。」
と報告と要望。
治療:
合谷・曲池に接触鍼、太谿・百会に置鍼することにより身体全体の気の流れを調整。
背部兪穴に台座灸をすることにより内臓調整。
女性ホルモン調整、横隔膜調整、クラニアル調整。
初診時から3週間が経過し、
訴えていた症状については全て消失したため、
今後は出産までのサポートと出産後の状態を良くするための施術へと切り替えることとし、
5診目施術終了。
つわりがひどく辛い妊娠生活を覚悟していたのが、別人のように楽になりイライラもなくなりました!
Q1.どんな症状でお困りでしたか?
またお困りの症状を治すために、今までどのような治療を受けてこられましたか?
つわり・倦怠感・頭痛・胸やけ・イライラ
産婦人科にて薬をもらっていましたが、まったく効果がなくあきらめていました。
Q2.鍼灸治療など、当院へ来院にあたって心配はなかったですか?
また心配はどうやって解消しましたか?
鍼は初めてだったので痛くないか、またエステのように営業をされたりしないか心配していましたが、鍼はすごく細いため全然痛くなく、優しく接客もしていただけて安心することが出来ました。
Q3.当院の施術を受けたときの印象・感想などを教えてください。
初めて施術を受けて起き上がった瞬間から身体の軽さとスーッと楽になったのを感じて、鳥肌が立つほど感動いたしました。
Q4.症状が改善した現在の想いをメッセージ下さい。担当が最高に喜びます!
つわりがひどく辛い妊婦生活になるのかと思っていましたが、ここに通うようになってから、身体が別人のように楽になり、今はイライラもしなくなりました。
続けてお店に通うことが苦手だったのですが、ここはこれからもずっとお世話になりたいと思います。
お名前:Kさん ご年齢:29歳 ご住所:大阪府大阪市 ご職業:主婦
※お客様の感想であり、効果効能を保障するものではありません。
つわりの原因・治療方法
今回の患者さんであるKさんは、
妊娠してから早期に起こる「つわり」で困って来院されました。
初診時には目はうつろで、
肩で息をしていないと苦しいような状態でした。
身体がしんどすぎて、
常にイライラしてしまうことで、自己嫌悪に陥ってしまい、
「こんなにもしんどいなら妊娠しなかったら良かった。」
と思うまでになっておられました。
何とかしたいという思いから、
病院で処方されたお薬を服用したみたものの、
改善が全く見られず、
どうしたら良いかもわからず途方に暮れていましたが、
当院の施術で楽になっていただけました。
本当に良かったですね、Kさん。
これからも出産までも出産後もしっかりとサポートしていきますね!
それでは今回の症例の考察に入ります。
「つわり」と言ってもさまざまな出方があります。
「吐きづわり」食べづわり」「匂いつわり」「ねむりつわり」など、その方によって出方は何種類もあるのです。
また「つわり」の場合、色々なケースがあります。
発症後すぐから強烈に出るケースや、徐々に症状がきつくなっていくケースなどさまざまな出方があります。
今回のKさんのケースは、いわゆる「吐きづわり」を発症している状態でした。
常に胃がムカムカしており、
食べるものによっては嘔吐してしまう。
そうすると当然エネルギー不足となってしまい、
身体全体の状態も良くなくなって倦怠感も出てきてしまいます。
今回のKさんのケースでは、1回目から楽になりましたが、
人によって楽になっていく形は違いますので、
実際に診させていただかないとわかりかねますが、
初診時にしっかりとお話をさせて頂きています。
ただどういったケースでも多くの「つわり」は適切な治療を施せば、楽になっていくことがほとんどです。
ではどういった治療を施すのか説明していきます。
まずは当院の施術にとって欠かせない「身体全体の気の流れを整える」ということ。
それに加えて大きく3つの施術を行っています。
まず一つ目は、女性ホルモンのバランスを整えました。
つわりが起こるメカニズムというものは実はまだはっきりとわかっているわけではありません。
ですが、おそらく妊娠中にのみ分泌されるホルモンがあるのでそれが原因しているであろうというのが現在の医学的な見地です。
これに関しては私としても大きく関係しているだろうということで「つわり」の方には必ず行います。
「鍼灸や整体でホルモンの調整なんて出来るものなの?」と思われたかと思いますが、私たちの施術には足のあるツボを使った特別な治療法があるため、そういったことが出来るのです。
そして2つ目に胃と十二指腸の調整を行っています。
これは最初にお腹を触診した際に明らかな胃に張りがあり、患者さん自身も押さえられた不快感があったため、胃と十二指腸自体の調整を行うべきだと判断しました。
そうすることで常にあったムカムカした不快感が消えました。
最後の3つ目は、CSF(脳脊髄液)調整を行いました。
あまり聞き慣れない言葉だと思いますが、ざっくりと説明すると脳から脊髄を通って全身をめぐっているものになります。
脳から全身をめぐっているのこの通りが悪くなると、さまざまな箇所に症状が出ることがあるのです。
この「身体全体の気の流れを整える」ことと大きく3つの施術の4STEPを使っていくことで「つわり」という妊娠中のつらい状態から抜け出すことが出来たのです。
どうしても妊娠中になんらかの症状があると、
「出来る限り薬は飲みたくない」という思いや「薬が効かない」という状態から症状を我慢しようとしてしまうと思います。
ただ僕たちのように「薬を使わない」方法もあるということを知っていて下さい。
施術者からのメッセージ
多くの治療院では妊娠中、特に安定期に入る前の状態で治療を断られてしまうケースがよくあると聞きます。
ただ当院では日本育児支援協会監修の「周産期解剖生理学講座」の受講を行い、妊産婦さんの身体に対してのプロフェッショナルであると自負しています。
ですので、安心して相談してほしいと思います。
そして妊娠・出産という人生の中でも一大イベントを少しでも快適に過ごせるようにサポートしていきたいと考えています。
少しでも妊娠中の悩みや不安があるのなら、ぜひ当院を頼ってみてください。
きっとあなたの力強いサポーターになれるはずだから。
あなたとのご縁を心よりお待ちしております。
※お客様の感想であり、効果効能を保証するものではありません