【顎関節症】大きく口を開けた際の痛みと異音が短期間で完治に至った治療法とは?

症例報告

Top Member多井一貴

 

この記事は、難治性と言われる『顎関節症』が完治に至るまでの過程を記しています。

あごの痛みと異音で不快な思いをされてお困りの方は是非ご覧ください。

 

顎関節症が起こる原因はなにか?

根本治療とはどういうことなのか?

顎関節症が治っていく過程も詳しく記しているので、

患者さんの感想と合わせてご覧ください。

3か月前から発症した口を大きく開けた際の痛み異音で普通に口を開けられなくなった経緯

「患者」

27歳・女性・主婦

「症状」

顎関節症

「来院日」

H30年7月

「来院経緯」

患者は3ヵ月前から口を開ける際に顎がゆがむような、

外れそうな感覚を覚える。

 

特に何もしていなくても顎が疲れている感覚があり、

あくびや大きなものも食べようとして大きく口を開けると、

痛みがあり、音が鳴ることに苦痛を生じていた。

 

痛みは両側にあるが特に左の痛みが強い。

 

大きく開けようとすると痛みと音が鳴る感じがあるが、

小さく開ける分にはあまり気にならないため、

大きく口を開けないように生活するようにしていた。

 

もともと学生時代から顎に不安感を持っており、

以前には歯科で治療を受け、

マウスピースを作成し、

就寝時に着用していたこともあったが、

翌日の朝になると余計に違和感が強くなることが多かったため、

怖くなり着用をやめていた。

 

患者は今回の顎の症状が出た際に、

これまでのような歯科での治療では根本的に治る気がしていないと感じたため、

別の治療方法が無いかを探すことにした。

 

Webで顎関節症を治す方法を探しているときに当院のHPにたどり着き、

多数の患者さんの声を読み、

治っている人が多いことから来院を決意。

 

あごの痛みが3診でなくなり、顎の違和感も10診で消失

1診目

患者は口を開ける際に両側の痛みを訴えている。

痛みは右よりも左の方が強く、

さらに開口時に音が常にあり、

その音は「ガコッ」っとした音である。

 

痛みが出るため大きく口を開けることに怖さがあるため、

普段は最低限に開けるようにしている。

 

開口時の状態を確認。

指を縦に2本開けたところで痛みが出る。

それ以上は痛みで、

開けることは出来るが怖いとのこと。

 

患者からは

「普通に口を開けて生活が出来るようになりたい」

という要望。

 

これまでの経験から、

その状態まで生活を出来るようになることは可能であり、

必ず良くなる旨を伝える。

 

患者は口を最大限に開けようとした際に一番痛みを強く訴えることから、この時の痛みをペインスケール「10」と設定し、治療開始。

 

 

治療:

合谷・曲池に接触鍼、太谿に置鍼することにより身体全体の気の流れを調整。

頸椎調整、側頭筋・咬筋ML。

 

治療後、

ペインスケール「10」→「5」

 

2診目

前回から3日後の来院。

 

ペインスケール「5」のまま維持。

 

開口時の痛みを取るための施術を行う。

 

治療:

合谷・曲池に接触鍼、太谿に置鍼することにより身体全体の気の流れを調整。

頸椎調整、側頭筋・咬筋ML。

 

ペインスケール「5」→「2」

 

今まで感じていた開ける際の音も小さくなっている実感があるとのこと。

 

3診目

前回から3日後の来院。

ペインスケール「2」

 

開口時の痛みを取るための施術を行う。

 

治療:

合谷・曲池に接触鍼、太谿に置鍼することにより身体全体の気の流れを調整。

頸椎調整、側頭筋・咬筋ML。

 

治療後、

ペインスケール「2」→「0」

 

ペインスケールの数字からわかるように痛みは消失。

 

5診目

前回から7日後の来院。

初診時より1ヵ月が経過。

 

患者は

「痛みを感じることはなくなった。まだ大きく開けたときに若干の違和感と、ほんの少しだが音が鳴るのが残っている。」

と報告

 

関節の動きの調整を行う。

 

治療:

合谷・曲池に接触鍼、太谿に置鍼することにより身体全体の気の流れを調整。

頸椎調整、顎関節3軸調整。

6診目

前回から7日後の来院。

 

関節の動きの調整を行う。

 

治療:

合谷・曲池に接触鍼、太谿に置鍼することにより身体全体の気の流れを調整。

頸椎調整、顎関節3軸調整。

 

治療後、

ペインスケール「3」→「1」

8診目

前回から7日後の来院。

 

患者は

「大きく開けた際の違和感もほとんどなくなり、音もほぼならなくなった。」

との報告。

 

関節の動きの調整を行う。

 

治療:

合谷・曲池に接触鍼、太谿に置鍼することにより身体全体の気の流れを調整。

頸椎調整、顎関節3軸調整。

10診目

前回から7日後の来院。

初診時から2ヵ月半が経過。

 

患者から

「痛みもなく、違和感もまったくなくなっている。

顎に関してはもう不安は全くない。」

と報告。

 

これより先は1ヵ月に2回の治療で様子を見て、

良い状態をキープしていく治療に切り替える。

その後3ヵ月様子を見て、

顎関節の症状が出ることは無くなったところで、

顎関節症の治療は終了とし、

身体全体のメンテナンスに移行とした。

辛かった顎関節症も回数を重ねるごとに良くなっていったのでよかったです。

Q1.どんな症状をお持ちでしたか?

顎関節症

 

Q2.鍼灸治療など、当院来院にあたって心配はなかったですか?
また心配はどうやって解消しましたか?

特になし

 

Q3.当院の施術を受けたときの印象・感想などを教えてください。

2回目くらいで顎の鳴りがましになりました。

 

Q4.あなたと同じ様な症状をもった方へ何か勇気が出るメッセージがあればお願いします。

体調も良くなってきました。

回数を重ねるごとに良くなっていったのでよかったです。

匿名希望 住所:奈良県大和高田市 ご職業:事務員

※お客様の感想であり、効果効能を保障するものではありません。

顎関節症の原因・治療方法

今回の患者さんであるKさんは以前から持っていた顎関節症から口を大きく開ける際痛みと音が鳴る症状があったため、

最低限しか開けられなくなっていた方でした。

 

「普通に口を開ける生活がしたい!」という顎に症状がない方からしたら当たり前のことを望んでおられました。

 

お望み通り普通に口を開けられる生活が戻ってきて本当に良かったですね、Kさん!

 

さて今回の顎関節症のケースでは、

大きく口を開けた際の痛みと音が鳴るという症状がわずか2回の施術で音がなる感じが減り、

3回目で痛みがなくなり、

10回で違和感すらもなくなりました。

 

なぜそんなことが可能となるのでしょうか?

 

まず顎関節症というものがどういったものなのかを説明していきます。

 

下の図を見てください。

これが顎関節症における3大徴候と呼ばれるものになります。

 

その他にも、

噛み合わせに違和感があることや、

顎関節の構造異常によって上下の歯列に隙間が生じ、

完全に口が閉まらなくなるといった状態になる事もあります。

 

今回のKさんのケースでは、

顎関節痛と開口障害と開口時雑音のすべてがみられるという状態でした。

 

それでは次に、

顎関節症の症状の原因は何か?

細かく分類した下の表をご覧ください。

 

 

こういった状態に分類できるのですが、

複数の状態にまたがって起こることもあります。

 

今回のKさんのケースでは、

顎関節痛障害と顎関節円板障害が出ているという状態でした。

 

顎関節症が起こる要因としては下の表をご覧ください。

 

 

こういった要素が考えられます。

 

次に一般的な歯科や口腔外科ではどういった治療をするでしょうか?

顎関節症の方は以下の手順を踏んでから来られることがほとんどです。

 

ほとんどの顎関節症の方がまず歯科か口腔外科で受診をして、多くの場合マウスピースを作成して様子を見るという治療を受けます。

 

M・Yさんの場合はこのマウスピースの治療の段階で、

翌朝に口が開きにくい状態になるということで、

マウスピースの着用を止めています。

 

一般的な整体や鍼灸院での顎関節症の治療というと、

おそらくは顎関節そのもののゆがみを整えるケースや、

顎関節部に鍼を刺すようなケースが多いかと思います。

 

もちろんマウスピースや顎関節そのものへのアプローチで良くなるケースというのがあるのは私たちもわかっています。

 

ですのでそれで良くなるのであればそういった治療を受けて頂ければ良いと思います。

 

ただおそらくこれを読んでいるあなたはこういった治療で良くならなかったからこそ必死に探してこのページに辿りついたことでしょう。

 

当院の施術がどういったものであるかを説明していきます。

 

一般的に行う治療との違いがわかるかと思います。

 

これはあくまで今回のKさんのケースでの治療方法であり、

その方の状態によって違った方法を取ることもあります。

 

それはつまり、

顎関節症という診断が付けられたとしても、

1人1人原因は違っているので、

画一的な治療で治していくということは出来ないのです。

 

当院ではその方の状態を細かく把握して、

適切な処置を施すからこそ難治性と言われる顎関節症を完治にまで導くことが出来るのです。

施術者からのメッセージ

今回のKさんのように大きく開けた際に、

痛みと音が鳴るという状態であったとしても、

以前と同じように口を大きく開けて生活できるように出来る技術と知識があります。

 

Kさんもそうだったのですが、

かなり昔から顎関節症の症状は持っていたけれど、

大きな問題はないからと放置されていました。

 

その結果、

今回のように症状が強く出てしまうという状態になってしまいました。

 

「おかしいな?」と感じているのなら、

なるべく早くに対処されることで大きな症状にならずに済みます。

ですので、

「まだそんなに症状が強くないからいいか」と放置しないでください。

 

ただもし症状が悪化してしまったとしても、

私たちはそんな顎関節症で不安な状態を早く取り除いていけるという自信を持ってここにいます。

 

もし今、あなたが顎関節症で不安をお持ちならとりあえず電話やメールでお問い合わせください。

 

 

当院は顎関節症を得意としている治療院です。

あなたの不安を解消することを使命としていることを知っておいてください。

 

あなたとのご縁を心よりお待ちしております。

 

※お客様の感想であり、効果効能を保障するものではありません。

症状について詳しくはこちら

顎関節症

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