【顎関節症】突然の発症からすぐの来院で1回の施術で痛みが消失した完治報告

この記事は、一般的には難治性と言われる『顎関節症』が完治に至るまでの過程を記しています。

あごが痛くて日常生活にお困りの方は是非ご覧ください。

 

顎関節症が起こる原因はなにか?

根本治療とはどういうことなのか?

顎関節症が治っていく過程も詳しく記しているので、

患者さんの感想と合わせてご覧ください。

突然の顎関節症でご飯が食べられなくなった経緯

「患者」

59歳・女性・主婦・生駒市在住

「症状」

顎の痛み

「来院日」

H30年7月

「来院経緯」

発症は受診当日の朝。

 

患者は朝起きると顎に違和感を覚えた。

これまで顎に違和感などの兆候は一切なく、前日の夜もいつもと特に変わらない日常を送っていた。

 

それが突然顎に痛みを感じ、

口を開けることに違和感を覚え、

物を噛むことが出来なくなった。

 

口を開くことは出来るが、

口を閉める際に痛みを感じ、

特に物を噛もうとする際と噛みしめた際に強い痛みが出る。

 

患者は、

これまで全く気にしたことがなかった顎に症状が出たことと、

物を噛むことが出来ないため食事を普通に摂れない状況に不安を覚えた。

 

早く元の生活に戻りたいと思い、

患者の夫が歯科医であるため、

一度状態を確認してもらうために話をしてみたが、

「顎関節症は治らない。」と言われてしまい、

歯科での治療を断念。

 

これまで別の疾患で診てもらっていた当院のことを思い出し、

連絡してみたところ、

施術により改善が期待できることを知り、

すぐに来院することを決意。

1回目の治療後から痛みが消えた!?その施術法と完治までの道のり

1診目

患者は口を開ける際の違和感と、

口を閉じる際に右のあごに痛みを訴えている。

 

最も強く痛みを訴えているのは噛みしめたときである。

 

そのため食事もままならず、

現在は柔らかいおかゆをあまり噛まずに飲み込むような形で食事を摂っている。

 

患者の望みは、

痛みなく普通に食事を摂ることが出来るようになりたいとのことである。

 

実際に口を最大限に開けてもらうと、

指を縦に2本半ほど開けられる状態で、

開けた際に違和感を覚えている。

 

視診上、口を開けた際の動揺性はなし。

触診したところ、

顎二腹筋の緊張と顎関節に軽微な不整合がみられる。

 

現在の患者の状態から早期の完治が見込めると判断。

その旨を患者に伝える。

 

患者は噛みしめた際に一番痛みを強く訴えることから、

この時の痛みをペインスケール「10」と設定し、治療開始。

(ペインスケールとは痛みを10段階で表した指標のこと。10に近づくにつれ痛みが強い状態。患者自身に数字を示させる。)

 

 

治療:

合谷・曲池に接触鍼、太谿に置鍼することにより身体全体の気の流れを調整。

頸椎調整、頭蓋骨アライメント調整、側頭筋・咬筋ML。

 

ペインスケール「10」→「2」

 

患者は明らかな痛みの変化を感じる。

「噛みしめた際の痛みがほとんどない。口を開けた時の違和感は全く無くなっている。」とのこと。

 

口を最大限に開けてもらうと指を縦に3本開けられるようになる。

 

食事に関しては、

ある程度食べてみても良いが、

固い物を食べることを禁止することを伝える。

 

次回は5日以内の来院を指示し、

1診目施術終了。

2診目

前回から4日後の来院。

 

患者は

「痛みはほとんどなく、固い物は食べないようにしていたが食事もほとんど普通に摂れるようになっている。若干の違和感はまだある。」

と報告。

 

ペインスケール「2」→「1」

 

残っている痛みを取り去るための施術を行っていく。

 

治療:

合谷・曲池に接触鍼、太谿に置鍼することにより身体全体の気の流れを調整。

頸椎調整、頭蓋骨アライメント調整、側頭筋・咬筋ML。

 

治療後、

ペインスケール「1」→「0」

 

患者は

「噛みしめても痛みはなく、微妙な違和感があるのかな?という程度。すごく楽に口も開けられる。」とのこと。

 

治療後2日は固い物は避け、

それからは少しずつ固いものも食べるように指示する。

 

次回は1週間以内の来院を指示し、

2診目施術終了。

3診目

前回から1週間後の来院。

 

患者は

「前回の治療後2~3日は少し違和感があったが、それからは痛みも違和感もなく過ごせている。今のところ固い物を食べてみても全然平気。」

と報告。

 

ペインスケール「0」のまま維持。

 

治療:

合谷・曲池に接触鍼、太谿に置鍼することにより身体全体の気の流れを調整。

頸椎調整、頭蓋骨アライメント調整、側頭筋・咬筋ML。

 

治療後、

患者は

「すごく良い感じにあごも動かせるし、痛みも違和感もない。」とのこと。

 

このまま違和感も出るおそれもないと判断し、

顎関節の治療は本日をもって終了とし、

1ヵ月に1回のメンテナンスに移行する旨を伝え、

3診目施術終了。

 

その後の経過観察でも痛み・違和感が出ることなく現在まで推移している。

 

噛むことも出来なかった顎関節症が1回目からほとんど痛みがなくなりました

Q1.どんな症状でお困りでしたか?

またお困りの症状を治すために、今までどのような治療を受けてこられましたか?

アゴの調子が悪いと思っていたら突然にご飯を噛むと激痛が起こった。

その日の夕方に鍼灸王国で予約を取り治療してもらった。

 

Q2.鍼灸治療など、当院へ来院にあたって心配はなかったですか?

また心配はどうやって解消しましたか?

以前から、色々痛みが起こると治療してもらってたので心配なし!

 

Q3.当院の施術を受けたときの印象・感想などを教えてください。!

1回目の治療で、次の日には食事が出来、2回目で軽い痛みもなくなり、念のため3回目の治療を受けた。

 

Q4.症状が改善した現在の想いをメッセージ下さい。担当が最高に喜びます!

普通にあくびをしたり食事をしたりすることがどんなに大事でストレスが無いかよくわかります。

お名前:A・Mさん ご年齢:59歳 ご住所:奈良県生駒市 ご職業:主婦

※お客様の感想であり、効果効能を保障するものではありません。

顎関節症の原因・治療方法

今回の患者さんであるA・Mさんは突然の顎の痛みから食事を摂ることも出来ずに困り果てていた方でした。

 

これまで全く顎に症状を感じたことがなかったことと、

食事もままならない状態であることにとても不安を覚えておられました。

 

さて今回の顎関節症のケースでは、

それがたったの1回の施術で痛みがなくなり、

3回の施術で完治に至って本当に良かったですね、A・Mさん!

 

なぜそんなことが可能となるのでしょうか?

 

まず顎関節がどういったものなのかを説明します。

顎関節は、他の関節とは異なる特徴があります。

第1に、

左右の顎関節が一対となり下顎骨を支えています。

下顎骨は一塊であることから、

左右の顎関節は協働運動を行い、

1つの顎関節が運動すると必ず他方の顎関節も何らかの運動を行うことになります。

第2に、

顎関節は他の関節と同じように回転運動を行うことができると同時に滑走運動も行うことが出来ます。

この滑走運動は、

他の関節にはみられない特徴であり、

下顎の複雑な運動を可能にしています。

第3に、

顎関節は上下顎の歯の接触により、

その運動をコントロールされています。

 

以上の特徴から、

顎関節に支えられている下顎は、

複雑で特徴的な運動を行うことができます。

また上下の歯の接触により影響を受けることから、

その接触に異常が生じると、顎関節は不適切な刺激を受けることで何らかの障害を受けることが出てきます。

 

それでは次に顎関節症というものが、

どういったものなのかを説明していきます。

 

下の図を見てください。

これが顎関節症における3大徴候と呼ばれるものになります。

 

その他にも、

噛み合わせに違和感があることや、

顎関節の構造異常によって上下の歯列に隙間が生じ、

完全に口が閉まらなくなるといった状態になる事もあります。

 

今回のA・Mさんのケースでは、

明らかな顎関節痛とそれに伴う若干の開口障害が出ていました。

 

それでは次に、

顎関節症の症状の原因は何か?

細かく分類した下の表をご覧ください。

 

 

こういった状態に分類できるのですが、

複数の状態にまたがって起こることもあります。

 

今回のA・Mさんのケースでは、

顎関節痛障害と咀嚼筋障害が出ているという状態でした。

 

顎関節症が起こる要因としては下の表をご覧ください。

 

 

こういった要素が考えられます。

 

次に一般的な歯科や口腔外科ではどういった治療をするでしょうか?

顎関節症の方は以下の手順を踏んでから来られることがほとんどです。

 

ほとんどの顎関節症の方がまず歯科か口腔外科で受診をして、多くの場合マウスピースを作成して様子を見るという治療を受けます。

 

また一般的な整体や鍼灸院での顎関節症の治療というと、

おそらくは顎関節そのもののゆがみを整えるケースや、

顎関節部に鍼を刺すようなケースが多いかと思います。

 

もちろんマウスピースや顎関節そのものへのアプローチで良くなるケースというのがあるのは私たちもわかっています。

 

ですのでそれで良くなるのであればそういった治療を受けて頂ければ良いと思います。

 

ただおそらくこれを読んでいるあなたはこういった治療で良くならなかったからこそ必死に探してこのページに辿りついたことでしょう。

 

当院の施術がどういったものであるかを説明していきます。

 

一般的に行う治療との違いがわかるかと思います。

 

これはあくまで今回のA・Mさんのケースでの治療方法であり、

その方の状態によって違った方法を取ることもあります。

 

それはつまり、

顎関節症という診断が付けられたとしても、

1人1人原因は違っているので、

画一的な治療で治していくということは出来ないのです。

 

当院ではその方の状態を細かく把握して、

適切な処置を施すからこそ難治性と言われる顎関節症を完治にまで導くことが出来るのです。

施術者からのメッセージ

今回のA・Mさんのように、

口を開けるのも辛く、

口を閉じる際や物を噛むことも出来ないような状態であったとしても、

以前と同じように口を大きく開けて、

なんでも食べられるという不自由のない生活に出来る技術と知識が当院にはあります。

 

A・Mさんのように、

以前から症状を持っていたわけではなく、

突発的に出てしまった症状の場合は、

比較的早く治る傾向にあります。

 

また症状が出てから、

治療を受けるまでの期間は短ければ短いほど、

治りも良くなります。

 

もし今、あなたが顎関節症で不安をお持ちなら、

なるべく早く電話やメールでお問い合わせください。

 

当院は顎関節症を得意としている治療院です。

あなたの不安を解消することを使命としていることを知っておいてください。

 

あなたとのご縁を心よりお待ちしております。

 

※お客様の感想であり、効果効能を保証するものではありません

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