【更年期障害(ホットフラッシュ)】諦めかけていたぐっすり眠れない不快な状態がなくなった嬉しい報告

この記事は、『更年期障害(ホットフラッシュ)』が完治に至るまでの過程を記しています。

「もしかしてこの症状は更年期障害かな?」と悩んでいて、

辛い症状にお困りの方は是非ご覧ください。

突然出てきたホットフラッシュに苦しんだ経緯

「患者」

55歳・女性・会社員

「症状」

更年期障害(ホットフラッシュ)

「来院日」

H30年4月

「来院経緯」

患者は3週間ほど前に初めて症状を意識する。

 

患者はここ数日、

就寝中の寝苦しさを感じることが増えてきていることを感じる。

 

今までは感じることのなかった就寝中の暑苦しさも感じており、

頻繁に目が覚めている。

 

患者は元々、

普段の生活の中では汗をかくことはなく、

運動や半身浴をしないと、

なかなか汗を体質であった。

 

そういったこともあり、

これまであまり寝汗をかくようなことはなかったが

ここ数日は毎日のように暑苦しさと寝汗で目が覚めるようになる。

 

患者は当初、

「暑い日が続いているし、今年は例年以上に暑いとニュースでもやっているから、きっとそのせいかな。」考え、

さほど気にせずに生活していた。

 

しかし就寝時に扇風機を回してみたり、

冷房をかけてみたりしたものの、

就寝時の寝汗は変わらず、

毎日寝苦しい夜を過ごすこととなっていた。。

 

その時点で患者は

「どこか体調が変なのかしら。」と不安を覚える。

 

病院に行こうかと迷っていたが、

仕事が忙しくて行く時間が作れずそのまま生活を送っていた。

 

次第に就寝中だけでなく、

日中の仕事中にも急に顔から上が暑くなり、

大量の汗が噴き出すように出てくるようになる。

 

会社で自分の状態を話してみると同僚から

「更年期障害ではないか?」ということを指摘され、

患者は仕事を切り上げ、

婦人科で受診することにした。

 

婦人科では、

血液検査を行い、問診などから

「ホルモンバランスが崩れているために起こる更年期障害である」と診断を受け、

投薬での治療が行われることになった。

 

そして婦人科での治療と並行して、

1ヵ月に2回の通院している当院での治療も行えるかの相談を行う。

 

更年期障害(ホットフラッシュ)の治療が可能であることを知り、

当院での治療を開始する。

更年期障害(ホットフラッシュ)が良くなっていく過程までの施術法と完治までの道のり

1診目

患者は、

毎日「突然顔から上が暑くなり(火照ったような感じ)、汗が噴き出してくる症状(ホットフラッシュ)」が1日に何度も起こることに悩まされている。

 

仕事中に発症することもあり、

事務仕事をしていても集中することが出来ずに落ち着かない。

また就寝中に症状が出ることから寝不足になり、

「毎日身体が重くて眠たい」と訴えている。

 

私のこれまでの経験から完治に導くことは可能であると判断し、患者に伝える。

ただし治療間隔に関しては1週間に2回の来院が必要であることを伝え、患者の同意を得て、施術開始。

 

治療:

合谷・曲池に接触鍼、百会に置鍼することにより身体全体の気の流れを調整。

女性ホルモンバランス調整、内臓調整、自律神経調整。

 

 

ホットフラッシュの症状は、施術後すぐに改善がみられるものではないため施術後の症状確認は行わずに治療を進めていく。

 

次回は3日以内の来院を指示し、1診目施術終了。

 

2診目

前回から3日後の来院。

患者から

「前回の施術した日の夜は、

ホットフラッシュが出ずにぐっすりと寝ることが出来た。

そのため身体がずいぶん楽。

仕事中のホットフラッシュの回数が明らかに減った。」

と報告。

 

治療:

合谷・曲池に接触鍼、百会に置鍼することにより身体全体の気の流れを調整。

女性ホルモンバランス調整、内臓調整、自律神経調整、頭蓋骨調整。

 

次回は3日以内の来院を指示し、2診目施術終了。

3診目

前回から3日後の来院。

患者から

「今のところ夜はだいぶ寝られている。

ホットフラッシュが出ないわけではないが、

全体的に楽な感じ。」

と報告。

 

治療:

合谷・曲池に接触鍼、百会に置鍼することにより身体全体の気の流れを調整。

女性ホルモンバランス調整、内臓調整、自律神経調整、頭蓋骨調整。

 

次回は3日以内の来院を指示し、3診目施術終了。

 

6診目

前回から5日後の来院。

患者から

「ずいぶんと症状が出る頻度が減ってきている。

調子の良い日は1度もホットフラッシュが出ない日も出てきている。」

と報告。

 

治療:

合谷・曲池に接触鍼、百会に置鍼することにより身体全体の気の流れを調整。

女性ホルモンバランス調整、内臓調整、自律神経調整、頭蓋骨調整。

 

次回は5日以内の来院を指示し、6診目施術終了。

 

9診目

前回から5日後の来院。

患者は

「かなり調子が良い。

就寝中に出ることは無くなって、

仕事中にたまに出るぐらい。

病院でも一度薬を止めて様子を見てみると言われたので、

来週は飲まずに過ごす予定。」

と報告。

 

治療:

合谷・曲池に接触鍼、百会に置鍼することにより身体全体の気の流れを調整。

女性ホルモンバランス調整、内臓調整、自律神経調整、頭蓋骨調整。

 

次回は7日以内の来院を指示し、9診目施術終了。

 

13診目

前回から7日後の来院。

患者は

「1週間薬を飲まずに過ごしてみたが、

特に症状がきつくなることもなく、

あまり気にせずに生活が出来た。

初めは薬が無いのが不安だったが大丈夫で安心した。」

と報告。

 

治療:

合谷・曲池に接触鍼、百会に置鍼することにより身体全体の気の流れを調整。

女性ホルモンバランス調整、内臓調整、自律神経調整、頭蓋骨調整。

 

次回は7日以内の来院を指示し、13診目施術終了。

17診目

前回から1週間後の来院。

 

患者は

「薬を飲まなくても、特に大きく悪化することもなく大丈夫だった。

薬を飲まなくても良いのは精神的にも楽なので嬉しい。」

との報告。

 

治療:

合谷・曲池に接触鍼、百会に置鍼することにより身体全体の気の流れを調整。

女性ホルモンバランス調整、内臓調整、自律神経調整、頭蓋骨調整。

 

これより月に1~2回のメンテナンス期に移行する旨を伝え、17診目施術終了。

 

足の付根から腰の痛みと更年期(ホットフラッシュ)の症状が良くなりました

Q1.どんな症状でお困りでしたか?

またお困りの症状を治すために、今までどのような治療を受けてこられましたか?

足の付け根から腰の痛みで歩くのがつらかった。

それと更年期の発汗とひどいダルさ、夜眠れなかった。

整骨院やマッサージなど、更年期は薬を飲んで諦めていた。

 

Q2.鍼灸治療など、当院へ来院にあたって心配はなかったですか?

また心配はどうやって解消しましたか?

心配はありませんでした。

ただ「症状をうまく伝えられるか?」という思いはあった。

 

Q3.当院の施術を受けたときの印象・感想などを教えてください。!

まず丁寧に聞いてくれる。

そこから痛みの場所をすぐにわかってくれて、説明してくれるのが安心出来た。

治っていくのがわかり、とても良かった。

 

Q4.症状が改善した現在の想いをメッセージ下さい。担当が最高に喜びます!

気にせず歩ける、仕事で疲れても何か自力で回復できるようになったかな。

更年期についてはいつのまにか、夜目を覚まさず寝ていることが多くなった。

楽になりました。

お名前:M・Mさん ご年齢:55歳 ご住所:奈良県生駒市 ご職業:会社員

※お客様の感想であり、効果効能を保障するものではありません。

更年期障害(ホットフラッシュ)の詳細と原因

今回の患者さんであるM・Mさんは、

 

急に症状が出てきて辛かったと思いますが、

しっかりと良くなって、

何も気にせず生活できるようになって良かったですね!

 

 

それでは考察に入ります。

 

更年期障害とはどういったことなのでしょうか?

 

まず初めに知っておいてほしいのは、

「更年期障害」というのは「更年期」の女性のすべてに起こるものではないということです。

 

上の表にあるように、

女性は4つのライフステージを経験します。

 

規則的に迎えていた月経周期が不規則になり、

次第に少なくなっていき、

閉経するという経過を辿るのですが、

この閉経する前後5年ぐらいの時期を「更年期」と呼ぶのです。

 

つまり「更年期」というのは時期のことであって、

「更年期」の時期にある全ての方に症状が出るわけではないことを覚えておいてください。

 

この更年期の症状に関して、どのような症状が出るかまとめてみました。

 

このような症状が出ることが多くみられます。

 

そしてこの「更年期」に入ると症状が出やすくなるには大きな理由があります。

それはいわゆる女性ホルモンの減少によって起こると言われています。

 

エストロゲンと言われるホルモンで、脳の視床下部から指令を出し、卵巣が分泌します。

この視床下部というのは自律神経をつかさどる器官で、体温調整や消化機能、呼吸、精神活動などさまざまな役割を持っています。

それが卵巣の機能低下により、ホルモンを分泌するように視床下部が指令を出しても分泌することが出来ません。

 

その結果、視床下部が混乱し、もっとホルモンを出すように指令をたくさん起こすことで、通常の何倍も指令を送るようになるために、異常な発汗やイライラしやすいなどの症状が出てしまうのです。

 

更年期障害(ホットフラッシュ)の治療方法

前項で詳細と原因を説明させていただきましたが、

なんとなく理解は出来ましたでしょうか?

 

それではこの項では、

当院ではどのように「更年期障害(ホットフラッシュ)」について、

考え、施術を行うのかを説明していきます。

 

さきほど説明したように、

「更年期障害(ホットフラッシュ)」というのは、

女性ホルモンの分泌が減少することで起こると説明しました。

 

ホルモンの分泌が減少する1つの原因として、

視床下部が関わっていることもお伝えしています。

 

つまり、

脳に対するアプローチが必要であるということがわかっていただけるかと思います。

 

それではどういった治療を行うのか見ていきましょう。

 

簡単に説明すると、

上の図にあるような3ステップを踏んで治療をおこなっていきます。

 

ホルモンバランスの調整、脳圧の調整、脳とホルモンの関係性の調整など、

しっかりと身体の仕組みを理解したうえで施術するからこそ、

辛い「更年期障害」が改善され、日常生活を快適に過ごせるようになるのです。

 

また今回のM・Mさんのように、

こちらの施術に対して大きな問題がなければ、

病院での治療と並行しておこなっていくことも可能となります。

 

多くの「更年期障害(ホットフラッシュ)」の症状で困っている方は、

婦人科での投薬を行っている方がほとんどであると思います。

それが西洋医学の薬や漢方薬であっても、

「お薬は良くないので辞めなさい」などというつもりはありません。

 

そういったお薬が有用であるということも私たちは理解しています。

病院での投薬治療も併用していきながら、

しっかりと身体の調整をおこなって治していくので安心して下さいね!

施術者からのメッセージ

私たちは、

「更年期障害(ホットフラッシュ)」のように、

婦人科特有の症状に対してもしっかりとした知識と経験を持って、

これまでたくさんの方の不安や不快な思いを解消してきています。

 

その知識を持っているという証明として、

一般社団法人日本育児支援協会監修の、

「周産期解剖生理学講座」の受講を行い、

専門的な知識を学んでいます。

※周産期とは厳密には妊娠22週から出産7日未満のことですが、

この期間以外の妊娠初期や出産後1年ほどの期間、女性特有の身体の変化についても講義を受けています

あなたがもし「更年期障害」で苦しんでいて、日常生活に支障が出て困っているのなら、絶対にあきらめないでほしい。

 

私たちにはそんなあなたを笑顔にするという使命を持って毎日治療に当たっています。

 

あなたとのご縁を心からお待ちしています。

 

※お客様の感想であり、効果効能を保証するものではありません

 

 

鍼灸王国