病院で治らなかった腰椎椎間板ヘルニアが10回で良くなった施術とは?

症例報告

 

Top Member多井一貴

 

 

 

 

「患者」

34歳・男性・引っ越し業

 

 

「症状」

坐骨神経痛

 

 

「来院日」

H29年12月

 

 

「来院経緯」

発症は1か月前。

 

仕事中に屈んだ状態から立ち上がろうとした瞬間に腰に鋭い痛みが走る。

 

腰の痛みのため、しばらくの間その場から動けなかった。

 

患者は以前にもギックリ腰の経験があり、

今回の痛みもその時と同じような痛みであったことから今回もギックリ腰であると予測。

 

数日安静にしていたが痛みが治まることがなく徐々に歩けなくなる程痛みが悪化。

 

やむを得ずに3日仕事を休む。

 

整形外科を受診。

 

レントゲン上では特に異常はなく、医師から「急性腰痛症」と診断。

 

痛み止めの薬と湿布を処方される。

 

しばらく安静にしたのち、

リハビリに通うことを勧められた。

 

歩けない程の腰痛は緩和したが、

依然として痛みはまだある状態であった。

 

腰の痛みに加え、左のすねにも痛みが現れるようになった。

 

左のすねの痛みは次第に強くなっていき、

足を前に出すのが苦になる状態であった。

 

腰痛と下のすねの痛みはリハビリに通っても改善せず、

症状はさらに強くなる一方であった。

 

仕事や日常生活にも支障が出るようになり「このままではまともに歩けなくなるのではないか」と危惧した患者は他の治療法をweb上で探す。

 

腰痛治療に特化した治療院を検索したところ、

当院のHPにたどり着く。

 

口コミや当院の方針を見て、来院を決意。

「治療経過」

1診目

現在、患者は左腰部と左のすねに痛みを強く訴えている。

 

歩行時に痛みが強く現れるが、

立位と座位でも痛みはあるとのこと。

 

仕事が引っ越し業ということもあり、

元々腰に不安は抱えていた。

 

しかし今回の痛みが出たことで現場には出られず、

デスクワークをさせてもらっているとのこと。

 

特に長時間の座位は困難であり、

仕事中でデスクワークの際は立ったり座ったりを繰り返すことで仕事をこなしている。

 

左のすねに痛みが強く出ており、

歩行時に足が前に出にくく、

歩行が困難になっている。

 

特に蹴りだしの際に痛みが出るとのこと。

 

歩行姿勢を確認したところ、

左足を軽く引きずって歩いているのが確認出来た。

 

触診と検査を行う。

 

仙腸関節周辺と殿筋部に圧痛を確認。

 

仙腸関節に炎症を起こし、

そこから来る梨状筋による坐骨神経の圧迫によって起こっている疼痛と放散痛であると推測。

 

私の今までの経験から、

『治療の良くなる順序はまず腰痛が先に消失し、次に左のすねの痛みが寛解していく』と患者に伝え、

施術頻度は最低週に2回が必要であることを伝えた。

 

体を左回旋しながらの前屈時に痛みが一番強くなることから、

この時の痛みをペインスケール「10」と設定し、治療を開始。

(ペインスケールとは痛みを10段階で表わした指標のこと。10に近づくにつれ痛みが増す。患者に数字を示させる。)

 

治療:

曲池・合谷に接触鍼、太谿・百会に置鍼し、身体全体のエネルギー調整

内臓調整、骨盤アライメント調整、腸腰筋弛緩調整

 

治療後、ペインスケール「10」→「7」

 

腰の痛みは3割程度取ることが出来た。

 

左のすねの痛みに関しては施術後にすぐ変化するものではないので、

施術後の確認は行わない。

 

次回は3日以内に来院するように指示し、

1診目施術終了。

2診目

初診時から2日後の来院。

 

患者から

「最初よりは痛みはマシだが前回施術後と大きく変わらない。」

との報告。

 

ペインスケール「7」のまま維持。

 

治療:

曲池・合谷に接触鍼、太谿・百会に置鍼し、身体全体のエネルギー調整

内臓調整、骨盤アライメント調整、腸腰筋弛緩調整、股関節調整。

 

 

治療後、ペインスケール「7」→「5」

 

次回も4日以内に来院するように指示し、2診目施術終了。

5診目

患者から「仕事中、立ったり座ったりする回数がだいぶ減ってきている。」との報告。

 

ペインスケール「4」

 

治療:

曲池・合谷に接触鍼、足三里に置鍼し、身体全体のエネルギー調整

内臓調整、骨盤アライメント調整、腸腰筋弛緩調整。

背部兪穴にお灸し、内臓調整

 

治療後、ペインスケール「4」→「2」

 

患者の歩行姿勢を確認したところ、左足を引きずる様子が消失。

 

痛みに関してはまだ少し残存。

 

早く現場に戻りたいとの訴えであるが、

重たいものを持つにはまだ早いと判断。

 

もう1度施術に来るまでは我慢するように伝える。

 

次回は1週間後に来院するように指示し、5診目施術終了。

6診目

患者から

「腰の痛みはほとんど感じなくなった。左のすねの痛みもかなりなくなってきている。」

との報告。

 

ペインスケール「1」

 

仙腸関節周辺と殿筋部に見られた圧痛は消失。

 

治療:

曲池・合谷に接触鍼、太谿に置鍼し、身体全体のエネルギー調整

骨盤アライメント調整、腸脛靭帯弛緩調整、大腿股関節調整。

背部兪穴にお灸し、内臓調整

 

治療後、ペインスケール「1」→「0」

 

施術室内で確認出来る痛みはすべて消失。

 

患者には『明日から現場復帰してもよい』旨を伝え、6診目施術終了。

10診目

前回から1週間後の来院。

 

患者から

「現場に出ても腰の痛みもすねの痛みも出ることはなかった。以前と全く同じ生活が出来ている」

との報告。

 

ペインスケール「0」のまま維持。

 

治療:

曲池・合谷に接触鍼、百会に置鍼し、身体全体のエネルギー調整

骨盤アライメント調整、腸脛靭帯弛緩調整、大腿股関節調整。

背部兪穴にお灸し、内臓調整

 

今回で施術を終了とし、

現場に出る以上はメンテナンスが必要であるため、

以降は月に1回のメンテナンスに以降する旨を伝える

毎日痛くて辛かった腰椎ヘルニアが楽になって楽しく過ごしています。

Q1.どんな症状をお持ちでしたか?

ヘルニアで腰から足にかけての神経痛

 

Q2.鍼灸治療など、当院へ来院にあたって心配はなかったですか?

また心配はどうやって解消しましたか?

正直心配はありましたが、日々の施術によって痛みなどがひいていったので、今はまったく無いです。

 

Q3.当院の施術を受けたときの印象・感想などを教えてください。

初日で痛みなどが楽になったので最初は正直おどろきました。

 

Q4.あなたと同じ様な症状をもった方へ、何か勇気が出るメッセージがあればお願いします。

毎日痛みで辛いと思いますが、僕は負けずに向き合いました。今では仕事柄、痛みも少し出ることはありましたが、毎日楽しく過ごすことが出来ています。そのおかげで子供も産まれて抱くことが出来ました。諦めないで!

お名前:みかん ご年齢:34歳 ご住所:奈良県天理市 ご職業:引っ越し業

※お客様の感想であり、効果効能を保障するものではありません。

「担当からの考察」

今回の患者さんであるみかんさんは、

ギックリ腰をきっかけにして歩くこともままならないほどの腰痛とすねの痛みに悩まされていました。

 

引っ越し業というお仕事が好きで、

「一刻も早く現場に復帰したい」という思いで当院に来院され、

こちらの指示にも確実に応えてくれたため、

きつい症状のわりには早く現場に戻るまでになりました。

 

しかも近々子供が生まれるというタイミングでの発症で、

「生まれた子を抱けるのか」という不安もあり、

何とかしてほしい気持ちが初診時のお話しでもとても伝わってきて、

私も「絶対間に合わせて見せる!」といつも以上に熱い思いで施術に当たりました。

 

無事子供を抱くことも出来て、

今では以前と同じ生活に戻る事も出来ていて、

多少忙しい時期には腰に少し重さは出ますが、

幸せな毎日を送っておられます。

 

そのことが本当に僕も嬉しいです。

 

それでは考察に入ります。

 

今回のみかんさんの状態は、腰の痛みとすねに痛みがありました。

 

これを僕は問診と触診によって、

仙腸関節に炎症を起こし、

そこから来る梨状筋が坐骨神経を圧迫することによって起こっている疼痛と放散痛であると判断しました。

 

いわゆる腰椎椎間板ヘルニアと呼ばれるものです。

 

治療の中で必要となったのは、「内臓の下垂」と「腸腰筋のバランスの調整」でした。

 

おそらく読んでいるあなたは「内臓の下垂ってどういうこと?」と思ったかもしれません。

 

普通は坐骨神経痛に内臓なんて関係ないと思うことでしょう。

 

内臓が下垂すると内臓と深いかかわりのある腸腰筋にも影響を及ぼすことで腰に痛みが出ます。

今回はそれが仙腸関節に炎症を起こすという形で症状が出ました。

 

これがまた別の場所に出てくることもあります。

 

だからこそ、どこに原因があるかを見つけ、

身体全体のバランスを調整していくことが完治するために大切なのです。

 

どこに原因があるのかを見つけるのは難しいことなのですが、

僕たち「少数精鋭治療家集団®」のtop memberは、

そういった原因を見つけることが出来るからこそ

どこに行っても治らなかった方のための「最後の一手」となれるのです。

 

あなたがもし腰痛や坐骨神経痛で困っているのならぜひ当院を頼ってください。

 

僕たちはあなたのような困っている方をなんとかしたいという想いで毎日施術に当たっています。

 

あなたとのご縁を心よりお待ちしています。

 

鍼灸王国