【三角骨障害】 17歳女性バレエダンサー 「手術しか術がない」と診断を受けるも1日(3回)の施術で消失した事例

症例報告

Top Member 植田 康司

 

 

 

この記事は、昨年の8月「三角骨障害」を発症、

2.ヶ月練習を休むも手術しかないといわれた症状が、改善に至る経緯を記しています。

 

 

三角骨の原因と治療法を具体的に記しているので

最後まで読み進めてみてください。

足首の捻挫から「三角骨障害」を発症

「患者」

17歳 女性

「症状」

三角骨障害

「来院日」

2018年12月下旬

「来院経緯」

発症は昨年の8月

クラシックバレエの練習中、左足の捻挫を起こす。

 

 

これまで何度も捻挫をしていたが、

これまでと違った違和感と、痛みに自宅近くの整形外科を受診。

 

 

レントゲン撮影を行い、医師から「三角骨障害」と診断を受ける。

医師からは、「2ヶ月間練習を休むように」と指示を受ける。

 

 

患者は、練習を休む事を躊躇いながらも

今後のバレエ人生を考え、医師の指示通りに練習を休んだ。

 

 

2ヶ月後、

練習を再開するも、足首の違和感と痛みが残っていたため

再度、整形外科を受診。

 

 

再検査の結果、医師からは

「三角骨除去の手術しかない」と伝えられた。

 

 

しかし、

患者は手術以外の方法で何とかしたいと、

整骨院や鍼灸院に赴き、症状の改善に努めた。

 

 

それから2ヶ月が経過。

数件の治療院で治療を継続したが、症状に変化はなく、不安だけが募る。

 

 

患者は、

改めて症状の改善が可能な治療院をインターネットで検索し、

当院のホームページにたどり着く。

 

 

ホームページ内の

「患者さんの声」や「症状ページ」の内容を読み、

不安がありながらも、「治したい」の一心で来院を決意。

手術しかないと言われた「三角骨障害」が1日3回の集中治療で改善

12月26日 1診目

患部は、左脚。

歩行時に痛みはなく、練習のポワント時に痛みと違和感が出現。

 

 

院内でのつま先立ち時でも痛みと、違和感が出現。

痛みは、違和感の出現部位と同範囲に出現し、圧痛も確認できた。

その他、熱感や腫脹はない。

 

 

続いて、患部以外の身体の状態をチェック。

 

 

下肢全体の緊張感、右股関節の可動域制限(左右比較)、腹部の緊張感を確認。

 

 

問診を継続した所、

以前から、三角骨が出現していたが

これまで痛みや違和感は無く、何度も捻挫を繰り返している内に、徐々に現れてきたとの事。

 

 

以上の事から、「三角骨障害」と判断。

「三角骨障害」は治療間隔を詰めれば詰めれるほど改善が早い。

 

 

その為、患者には

問い合わせの段階で、1日3回の治療を薦め、同意の元来院頂いている。

 

 

問診や身体の状態から、

本日の治療で、十分改善可能と判断し、患者にその旨伝える。

 

 

また、

治療後の状態を確認後、以降は

体のケアをメインに治療を進めていく事に同意を得て、施術開始。

 

 

治療:

 

曲地・合谷に接触鍼、太谿に置鍼し、身体全体のエネルギー調整

下肢循環調整、股関節可動域調整、腹膜調整、三角骨調整

12月26日 2診目

状態を確認。

 

下肢の緊張感、腹部の緊張感は認められるが、

股関節の可動域は、左右比較で解消されている。

 

 

患者からも、

「股関節の引っかかり感は無くなっている」と報告。

 

 

治療:

 

曲地・合谷に接触鍼、太谿に置鍼し、身体全体のエネルギー調整

下肢循環調整、股関節可動域調整、腹膜調整、三角骨調整

12月26日 3診目

状態を確認。

 

下肢の緊張感、腹部の緊張感も減少し、股関節の可動域は、維持出来ている。

また治療前、つま先立ちでの痛みと、違和感は減少。

 

 

治療:

 

曲地・合谷に接触鍼、太谿に置鍼し、身体全体のエネルギー調整

下肢循環調整、股関節可動域調整、腹膜調整、三角骨調整

 

 

治療後、つま先立ちの痛みと違和感は概ね改善。

 

初診時に伝えた様に、

次回以降は状態を見ながら週1回、2週に1回のケアをメインに

治療を進めていく事に同意を得て施術終了。

クラシックバレエで受傷した三角骨障害が治って、ロシアでも頑張れそうです

Q1.どんな症状でお困りでしたか?

またお困りの症状を治すために、今までどのような治療を受けてこられましたか?

クラシックバレエの練習中に足首を捻挫してしまい三角骨障害になってしまいました。

それからは2ヵ月練習を休みましたが、復帰しても足首の違和感のせいで思うように練習が出来ませんでした。

病院では三角骨を摘出する手術しかないと言われました。

 

Q2.鍼灸治療など、当院へ来院にあたって心配はなかったですか?

また心配はどうやって解消しましたか?

本当に治るのかどうかとても心配でした。

 

Q3.当院の施術を受けたときの印象・感想などを教えてください。

自分が何をされているのか良くわからないような変わった治療もありましたが、

1日でだいたいの足首の痛みが取れたので驚きました。

 

Q4.症状が改善した現在の想いをメッセージ下さい。担当が最高に喜びます!

本当に困っていて、人生のどん底みたいな状況から助けて頂きました。

本当にありがとうございます。

ロシアでも頑張ってきます。

お名前:M・Kさん ご年齢:17歳 ご住所:奈良県北葛城郡 ご職業:学生

※お客様の感想であり、効果効能を保障するものではありません。

「三角骨障害」を起こす原因とは?

M・Kさん、

正にどん底の状態から復帰できて良かったです!

 

 

あれから、継続して治療に来院して頂いて

今では思いっきり練習に励んでいる話を聞いて、安心していると同時に楽しみなっています。

 

 

来月控えている、

ロシアでの技術・表現力強化の為の遠征、楽しんできてください!

 

 

では

「三角骨障害」を起こす原因についてお話していきます。

 

 

まず、「三角骨」とは

副骨といわれる一種で、成長過程では手や足にみられます。

 

 

年齢を重ねるにつれ、

骨と骨が癒合し、大人になるとみられなくなりますが、約10%の方には、残存しているともいわれています。

 

 

そして、「三角骨障害」とは

この残存している「三角骨」が何らかの影響を受け、元ある状態から逸脱した際に

痛みや、違和感として症状に現れます。

 

 

主にスポーツ選手、中でもバレリーナに多い疾患とされており、

捻挫や、つま先立ち後から長引く、踵・アキレス腱周囲の痛みが特徴である為、

バレエの「ポワント」の際、顕著に現れます。

 

 

また

一般的に「安静にしていれば治る」と考えられている事から

M・Kさんの様に、「安静」後も症状がある場合、手術を勧められるケースがあります。

 

 

ですが、

この「三角骨」がある方が全員痛みや違和感が現れるという事ではありません。

 

 

今回のM・Kさんも

以前から、「三角骨」の存在を指摘されていましたが、

これまで痛みや違和感はありませんでした。

 

 

本来、この「三角骨」は距骨という足首にある骨と癒合します。

しかし、癒合が進まなかった事で、周囲と比べ構造的に脆弱になっていたと考えられます。

 

 

その為、度重なる捻挫により

徐々に体の使い方が乱れ、治癒力・疲労回復機能が低下。

 

 

腹部の緊張感や下肢の緊張感、股関節の可動域制限等が

引き起こされた結果、「三角骨障害」と診断されるに至ったと推察されます。

 

 

お分かりいただけるでしょうか?

このように、「三角骨障害」は引き起こされるのです。

「三角骨障害の治療法」

これまでの記述で、

「三角骨障害」は「三角骨」周囲の構造的脆弱性と

何らかの原因で逸脱した「三角骨」周囲に負担がかかり、体のバランスが乱れた結果、症状として現れる事をお分かり頂けたと思います。

 

 

特に、今回のM・Kさんは

コンクールで才能を見いだされ、限られた海外遠征に参加されるほどの

バレリーナです。

 

 

話を聞いていた限り、

「バレエ漬け」の生活を送っており、身体の疲労も相当なものであったでしょう。

 

 

その、「疲労の蓄積」が

徐々に体のバランスを崩し、腹部・下肢の緊張感を生み、股関節の動きにまで影響を与えていました。

 

 

ですので、

「疲労の除去」「股関節の可動域改善」「三角骨部の血流改善」の3点を中心に施術を行いました。

 

 

「疲労の除去」を目的に、腹部・下肢の循環調整を行いつつ

「股関節の可動域改善」を進める事で、より、循環の改善を促し、

「疲労の除去」「股関節の可動域改善」を推し進めました。

 

 

そして、

症状が現れている、「三角骨部の循環」を改善し、

本来の身体の動きを取り戻した結果、「手術しかないと言われた三角骨障害」が

1日3回の集中治療で改善に至りました。

 

 

また、今回は

「症状が悪化」する前に、来院して頂けたことも幸いしたと考えています。

 

 

ですが、

症状の悪化を起こしていたとしても、「三角骨障害」は手術をせずとも、

十分改善・完治可能な疾患です。

 

 

ですので、”希望”を持って、当院にご連絡ください。

 

 

M・Kさんの様に

助けてあげる事ができると思いますよ。

 

 

感謝

症状について詳しくはこちら

バレエダンサーの三角骨障害

鍼灸王国