56歳男性の寝る事も出来なかった「坐骨神経痛」が 9回の治療で完治した事例。

症例報告

Top Member 植田 康司

 

 

 

この記事は、

昨年の3月に度重なる腰痛から、坐骨神経痛を発症。

寝る事も出来ないほど悪化した症状が完治に至る経緯を記しています。

 

 

坐骨神経痛を発症させる意外な原因と、

治療法を具体的に記しているので、最後まで読み進めてみてください。

「痛み」の悪化と共にシビレも併発した「坐骨神経痛」

「患者」

56歳 男性

「症状」

坐骨神経痛

「来院日」

2018年3月中旬

「来院経緯」

患者は2週間前、

仕事中、長時間立ち仕事をしていた際、腰に重だるい痛みに気付く。

 

 

過去に何度も腰痛を経験していた事から、

「いつものことか」と、シップを貼り様子をみていた。

 

 

しかし、日を追うごとに重たい痛みは強さを増し、

左臀部、両脚の太腿裏にまで広がりをみせ、若干のシビレも出現。

 

 

患者は不安になり、整形外科を受診。

 

 

レントゲン撮影を行った結果、

医師から「背骨が曲がっているから痛みとしびれが出ている」と告げられた。

 

 

それから10日間、

腰の牽引治療や電気治療を継続したが、症状は一向に改善しない。

 

 

患者は、

「このままでは、生活がままならない」と

痛み・シビレに特化した治療院を探し、当院に辿り着く。

 

 

HP上の

「痛み・シビレの治療を得意とするプロ集団」の言葉に来院を決意。

痛みで寝る事も出来なかった症状が9回の治療で消失

3月10日 1診目

患部は、

両臀部の付け根、大腿部後面、腰痛、鼠径部と広範囲に及ぶ。

 

 

患部の中でも特に、

両臀部の付け根に強い痛みがあり、その他患部全体にも痛みがある。

 

 

また、下肢全体に若干のシビレを感じている。

徒手検査を実施

 

SLRテスト 「陰性」

FNSテスト 「陰性」

ケンプテスト 「陰性」

 

 

医師の「背骨が曲がっている」という診断の元、

上位・下位腰椎に対しての疼痛誘発検査を行ったが、すべての検査が「陰性」であった為、ヘルニアや分離症の疑いはない。

 

 

引き続き、状態を確認した所、

腹部全体の緊張感が強い事く、内臓疲労の反応も診られた。

 

 

その為、

整形外科以外の医療機関の受診歴や血液検査の結果、日常生活等について確認。

 

 

患者から、

「仕事は事務職で一日座りっぱなし」

「最近、血液検査で肝臓の数値に関して指摘を受けている」と報告。

 

 

以上の事から、

疲労の蓄積による「坐骨神経痛」と判断。

 

 

患者の症状は、

現れてから日が浅い為、2ヵ月あれば症状の改善は可能である。

 

 

患者にはその旨伝え、

はじめの2週は2回の来院を指示するも、仕事の都合上

週1回の治療となる。

 

 

治療:

 

曲地・合谷に接触鍼、太衝に置鍼し、身体全体のエネルギー調整

骨盤調整、内臓・腹膜調整、腹部深層筋調整

3月24日 3診目

患者から

「少しづつ痛みが落ち着いてきており、左鼠径部の痛みがマシ」と報告。

 

 

状態を確認。

 

腹部の緊張感は残るものの、初診時と比べ減少。

内臓疲労の反応に大きな変化はない。

 

 

治療:

 

曲地・合谷に接触鍼、太衝に置鍼し、身体全体のエネルギー調整

骨盤調整、内臓・腹膜調整、腹部深層筋調整

4月7日 5診目

患者から

「全体的な痛みが治療を重ねる事に落ち着いてきたが、立ち続けていると痛みだす」と報告。

 

 

状態を確認。

 

腹部の緊張感は順調に減少している。

内臓疲労の反応は若干落ち着いたが、引き続き継続している。

 

痛みが現れたのは、立位が続いたことで負担が強くかかったものと考えられる。

 

 

 

治療:

 

曲地・合谷に接触鍼、太衝に置鍼し、身体全体のエネルギー調整

骨盤調整、内臓・腹膜調整、腹部深層筋調整

4月14日 6診目

患者から

「痛みは随分落ち着きました。シビレはまだ残ります」と報告。

 

 

状態を確認。

 

腹部の緊張感は概ね改善している。

内臓疲労の反応は残るものの、減少している。

 

 

治療:

 

曲地・合谷に接触鍼、太衝に置鍼し、身体全体のエネルギー調整

骨盤調整、内臓・腹膜調整、腹部深層筋調整

5月26日 9診目

患者から

「痛みもなく、シビレも改善しました」と報告。

 

 

状態を確認。

 

腹部の緊張感、内臓疲労の反応、共に改善。

 

 

治療:

 

曲地・合谷に接触鍼、太衝に置鍼し、身体全体のエネルギー調整

骨盤調整、内臓・腹膜調整、腹部深層筋調整

 

 

治療後、症状も改善し状態は良い。

以後は、1ヵ月に1回のメンテナンスに移行していく旨伝え、施術終了。

患者さんからの感想・喜びの声

寝ることが出来なかった腰から足にかけての痛みとシビレが改善しました

Q1.どんな症状でお困りでしたか?

またお困りの症状を治すために、今までどのような治療を受けてこられましたか?

腰から足にかけての痛みとシビレ。

整形外科での治療を何度か受けました。

 

Q2.鍼灸治療など、当院へ来院にあたって心配はなかったですか?

また心配はどうやって解消しましたか?

全く心配はありませんでした。

 

Q3.当院の施術を受けたときの印象・感想などを教えてください。

施術そのものも丁寧で非常に安心出来て、症状の変化や痛みの度合いなど、いろいろな面で相談にも乗っていただき安心感がありました。

 

Q4.症状が改善した現在の想いをメッセージ下さい。担当が最高に喜びます!

来院した当初は、痛みで寝ることができず、大変つらい思いをしていましたが、しっかりと改善が認められ、今では精神的にも生活をする上で楽になり、本当に感謝いたします。

ありがとうございました。

お名前:A・Iさん ご年齢:56歳 ご住所:奈良県奈良市 ご職業:会社員

※お客様の感想であり、効果効能を保障するものではありません。

「坐骨神経痛」を発症する意外な原因

A・Iさん

しっかり寝る事が出来るようになって良かったですね!

 

 

寝る事の出来ないストレスと不安は相当なものであったと思います。

これからも治療継続して、良い状態を継続しましょう!

 

 

では、

「坐骨神経痛」を発症する意外な原因についてお話していきます。

 

 

坐骨神経とは、

人体最大の神経で、総腓骨神経と脛骨神経の2種類からなります。

図に示した様に、

臀部から下肢に向かい走行しています。

 

 

そして、

「坐骨神経痛」とは、一般的に

 

腰椎椎間板ヘルニア

脊柱管狭窄症

腰椎すべり症

腰椎分離すべり症

梨状筋症候群

 

等にともない現れる症状と言われています。

 

 

しかし、

今回のA・Iさんは、どの疾患にも当てはまりませんでした。

 

 

では、なぜ「坐骨神経痛」を発症したのか?

 

 

それは、

毎日続く、長時間の座位勤務による「腹膜及び鼠径部の緊張」による

腹部及び下肢の循環不良と疲労の蓄積。

 

 

血液検査で、数値の指摘を受けた「肝臓」は

肝臓の働きが下がっている事を示しており、これは「疲労」している状態です。

 

 

そして、長年患っている「腰痛」により

下肢の動きに制限がかかり、腹膜・鼠径部の緊張に拍車をかけ、

内臓疲労が加速。

 

 

この様に3点が複雑に絡み合い、

結果として、「坐骨神経痛」を発症させたと考えれます。

 

 

お解り頂けたでしょうか?

このように、何かの疾患の症状として現れるだけではないのです。

「疲労の蓄積による坐骨神経痛の治療法」

これまでお話した様に、

「腹膜・鼠径部の緊張」「内臓疲労」「腰痛」

この3点が複雑に絡み合い、「坐骨神経痛」を発症させたとお伝えしました。

 

 

この様に、

複雑に絡み合った原因を解消し、症状を改善に導く方法は1つ。

 

 

「絡み合った糸」を解きほぐす事です。

 

 

その為に、

全身の循環を整え、「内臓調整」による、肝臓疲労の除去。

 

 

「腹膜調整」による、

腹部・鼠径部の緊張感の除去を進め、下肢全体の循環の改善を推し進めました。

 

 

そして、

「腹部・鼠径部」への負担を増やし、それによる「内臓疲労」を加速させた大元である

腰痛改善の為、骨盤調整を行いました。

 

 

以上3点を丁寧に行う事で、

「寝る事も出来なかった坐骨神経痛」が9回の治療で完治する事が出来ました。

 

 

最後に、

「急激に痛みが悪化した」「寝る事が出来ない」

このような悩みを抱えているなら、当院にご連絡下さい。

 

 

A・Iさんの様に

助けてあげる事ができると思いますよ。

 

 

感謝

鍼灸王国